映画「マトリックス レザレクションズ」 

20211217week.jpg

この映画の公開を待っていた方が、世界中にどれだけいるのでしょうか?!

1999年に最初の作品『マトリックス』が公開され、世界中で社会現象とも言えるほどの大ヒットを記録。当時は映像の面でも革命的な作品として大きく注目され、その後のハリウッド作品に多大な影響をもたらしました。大きく腰を反らすネオの銃弾の避け方を真似した方も多いのでは??

続く2作目『マトリックス・リローデッド』、3作目の『マトリックス・レボリューション』は2003年にどちらも公開。まさにマトリックス・イヤーとも言える年でしたが、なんと、18年ぶりに新作となる4作目が作られました。日本は世界最速公開!! 本日から上映開始となります。アメリカでは12月22日公開です。

そして『マトリックス』シリーズといえば、キアヌ・リーブス主演ですが、なんと、今回も主人公・ネオをキアヌ・リーブスが、ネオのパートナー、トリニティーをキャリー=アン・モスが引き続き、タッグを組んで出演しています。

さて、ストーリーの前に、まず、そもそも『マトリックス』とは、です。今、私たちが生きているこの世界。実は、"本当の世界"ではありません。この世界は仮想世界『マトリックス』であり、"現実の世界"ではコンピューター、いえ、マシーンが反乱を起こし、人間社会は崩壊。AIが何十億もの人をコンピューターの原動力として"栽培"しています。"現実の世界"で人間はずっとAIに支配されていて、この世界が"本当の世界"ではないことに気づいている人たちがAIの支配から人類を解放するために戦い続けている。というのが『マトリックス』なんです。

主人公・ネオはずっと普通の生活を送っていましたが、ある日、自分が普段暮らしている世界に違和感を覚え、探っているうち、のちに仲間になるモーフィアスに導かれ、"現実の世界"を知ります。そして、そこで出会う仲間や、愛するトリニティーと一緒にAIに立ち向かい、戦っていました。

が!!この新作の世界でネオはまた『マトリックス』でなんでもない人生、人気ゲームデザイナーとしての生活を送っています。しかし、そんな日々で再び感じる"この世界"への違和感。その違和感は"現実"へとつながり、ネオは再び覚醒します。そして、『マトリックス』に囚われているトリニティーを取り戻すため、何も知らずに『マトリックス』で暮らす人々を救うため、ネオはまたしても戦いに向かいます。そんな映画、『マトリックス レザレクションズ』。

圧倒的なスケールで暗黒近未来を緻密に描く映像。そして何回も息が止まるほど、瞬きができなくなるほどのファイトアクション。見終わった後、拳を握りすぎた腕が筋肉痛になるくらいの緊張と解放の連続です。

これまでの3作で描かれてきたマトリックスの世界、暴走AIが作り出した闇の世界に敢然と立ち向かうネオ。マシーンが理解できない、「愛」、いや、人間を人間たらしめる「愛」をも制御下に置こうとするマシーンにさあ、どうネオは戦うのか!

前作を見直してまた見たくなります。映画『マトリックス レザレクションズ』は、T・ジョイPRINCE品川ほかで、今日から公開です。