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ブロードウェイのミュージカルとして誕生。人類普遍、青春の「もがき」と新時代のSNSの課題を題材にしたこの作品は初演からすぐ、全米で社会現象になるほど話題となり、2017年にはトニー賞で6部門を受賞!!この度、ついに映画化となりました。

音楽を手がけるのは『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チーム。また、主演を務めるのはミュージカルで初代エヴァン役を務めたベン・プラット。また、『アリスのままで』アカデミー主演女優賞のジュリアン・ムーアや、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス(オスカー候補6回)も出演しています。

ストーリーをご紹介しましょう。

主人公はタイトルにもなっているエヴァン・ハンセンです。彼は自分に全く自信がなく、学校に友達もいません。いわゆる「社交性不安障害」を抱え、薬も服用しています。たった1人の家族、激務に悩む看護婦の母親にもうまく心が開けず、日々、孤独を感じています。エヴァンはある日、自分宛に『ディア・エヴァン・ハンセン』で始まる手紙を書きます。エヴァンはこれを、間違えて学校でプリントアウトしてしまうのですが、間の悪いことに、学校の同級生・コナーに持ち去られてしまいます。

世はSNS時代。

エヴァンは 自分で書いた自分宛の手紙が、いつコナーの手によってSNSで公開されるか、ヒヤヒヤしながら過ごします。早く彼に会って、手紙を返してほしい。そう思いますが、コナーは学校にやってきません。

数日後。エヴァンは突然、学校で職員室に呼び出されると、そこにはコナーの両親。彼らはエヴァンに衝撃の事実を告げます。

『コナーは亡くなってしまったの。難しい子だったから、友達はいないのではないかと思っていたけれど、あなたはコナーの友達だったのね。』

そして、その手にはコナーが持ち去ってしまった、エヴァンが自分で書いた「ディア・エヴァン・ハンセン」で始まる手紙。『コナーとの思い出を聞かせてほしい。』というコナーの両親に、エヴァンは『実はコナーとは仲が良かったわけではない』と、真実を告げようとしますが彼らが見ていられないくらい憔悴しきっているのを見てエヴァンはコナーの両親に話を合わせ、ありもしないコナーとの思い出を話し始めます。そして学校の有志がコナーを悼むプロジェクトをSNSで展開することに。どうするエヴァン!?そんな映画、『ディア・エヴァン・ハンセン』。

大人への扉をノックする青春時代。

自分が何者でどう社会と向き合うのを模索する時に周りのペースについていけない若者たち(いや、幾つになっても)は少なくありません。まして人との信頼関係、いや、友人関係を紡いで行くのもままならない場合、エヴァンのように大きな事件に巻き込まれて、一体どうすればいいのか、途方にくれますよね。

「トラブル?自分が蒔いた種だろ!」、言うことは容易いのですが、いつも強くあれますか?ミスを犯したことないと言えますか?人間の弱さ、脆さ、そして優柔不断さ。自分の、そして他者の、それとどう向き合えるのか、僕はそれを問われた気がしました。

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』は、T・ジョイPRINCE品川ほかで、来週から公開です。

今朝は、この映画をお楽しみいただけるムビチケを3組6名さまにプレゼント!

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