今朝は、公開中のこの映画!

シャン・チー/テン・リングスの伝説

20210910week.jpg

マーベルスタジオ最新作。しかも、今回はマーベル作品のクロスオーバーシリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース初のアジア系ヒーロー!!!新たなヒーローの誕生です。

主人公を演じたのは、中国系カナダ人のシム・リウ。その妹役を務めたのはメンガー・チャン。2人とも大抜擢とも言える配役です。他にも、トニー・レオン!!!さらに、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』でボンドガールを演じたミシェル・ヨー。俳優でラッパーのオークワフィナも出演しています。

ストーリーをご紹介しましょう。

アメリカ、サンフランシスコで暮らしているショーン。ホテルマン、駐車係として働いている彼は、同僚のオークワフィナ演じるケイティと仲が良くしょっちゅう一緒に出かけています。そんなある日。バスに乗っていると、ショーンは突然、屈強な男たちに襲われます。

一緒にいたケイティ、『ショーンはもうダメだ!!!』と思いますが、なんと、ショーンは慣れた身のこなしで男たちの攻撃をかわし、反撃。目を疑うほど超――――強い!!!!!

『え、、、あんた、何者???』

実は、ショーンの本名はシャン・チー。彼はかつて、(圧倒的存在感の)トニー・レオン演じる父が率いる犯罪組織で武術を身につけ、組織の後継者になるはずでしたが、その運命から逃げ出し、アメリカまでやってきたのです。シャン・チーの一族には『テン・リングス』という 10本の腕輪の武器が伝わっており、それは"力"の象徴とされています。その『テン・リングス』を手にするにはそれに見合う「力」が必要。そのため、シャン・チーは幼い頃から戦うための能力を徹底的に叩き込まれてきました。

その『テン・リングス』、今は、犯罪組織のボスであるシャン・チーの父が使っています。つまり、彼の父はそれを手にすることができるほど、強い!そして、その父は、その『テン・リングス』を使って己の信じる世界の構築を望んでいるのですが、それは世界に大変なことを巻き起こすことに...。

戦うよりも、今の世界で平和に暮らしたい。最強でありながら、自ら戦うことを封じたシャン・チーは父の野望を阻止するため、自分の運命を受け入れ父に立ち向かうことができるのか??

そんな映画、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

マーベル初のアジアンスーパーヒーローが、アメリカで夏の終わりを告げる休日、レイバーデー weekendの最高興収を叩きだしました!これまでアメリカ映画でアジア系の描写は的外れ、もしくは単にエキゾチックに描かれている、と長年指摘されてきました。

しかし、この作品、武道発祥のアジアで制作されるアクションヒーローにしっかりオマージュを捧げていますし、スペクタクル感はマーベルファンも大納得でしょう。

さあ、家族を愛するが故に道を外してしまった父と、どうチャン・チーは対峙するのか?ギリシャ神話にもある父と子の対立と葛藤、人類普遍のテーマがアクションで大展開!超おすすめです。

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、T・ジョイPRINCE品川ほかで公開中です。