映画 「リアム・ギャラガー AS IT WAS」

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絶大な人気を誇りながらも、兄弟の不仲によって解散したイギリスの伝説的なバンド、Oasis。
そのフロントマン、リアム・ギャラガーの復活劇を追ったドキュメンタリーが公開となります。

なぜ、復活劇なのか、、、。

映画はOasis解散の場となってしまった、パリのライブ会場から始まります。ライブの直前、フロントマンのリアム、そして、ギターとほとんどの曲のソングライティングを手がけるリアムの兄・ノエルが決定的な喧嘩をしてしまい、ライブは中止。ノエルはそのままOasisを脱退し、Oasisは解散に追い込まれます。

その後、リアムは、ノエルを除いたメンバーで新たに『ビーディ・アイ』というバンドを組みますが、思うようにいかず、数年で自然消滅。他にもプライベートでゴタゴタがあり、Oasis以降のリアム・ギャラガーは、様々なことがうまくいっていませんでした。

しかし、そんなどん底の中リアムは自らの音楽で再スタートを切るためにソングライティングを開始。ミュージシャンとしての再起を賭けたソロデビュー作『As You Were』をリリースします。

この映画には、そのロックスターとしての復活を間近で見てきた、ギャラガー兄弟の母・ペギー、兄のポール、リアムの息子のジーンとレノン、現在のパートナーであるデビーのインタビュー、
さらに、貴重な映像の数々が収められています。

リアムの苦悩・挫折、そして復活。
およそ10年に渡りリアム・ギャラガーを撮影し続け、浮かび上がってくるのはスターのどんな素顔なのか。

そんな映画 『リアム・ギャラガー AS IT WAS』。
この作品について、宣伝ご担当、スキップの齊藤誠さんはこんなコメント。

印象に残っているのはリアムの、ロックンローラーの弱い姿、人間らしい姿が描かれていると思っていて、口の悪いリアム・ギャラガーはもちろん健在ですが、思いのほか、不安や葛藤も赤裸々に語っていて、もがいている姿が共感できるというか、ロックンロールスターの裏の姿が胸に迫ってくる。そういうところを監督は意識的にピックアップしていったのかなと思います。まさに生き様が写っていて、かっこよかったですね。

ロックンロールスター、リアム・ギャラガー。
頂点からどん底、そして、その夜明け。
その復活劇をぜひ、劇場で目撃してください。