「キッザニア東京 クリスマス2019」開催中

楽しみながら社会のしくみが学べる「こどもが主役の街」、豊洲にあるキッザニア東京。こどもたちが体験できる仕事やサービスは、およそ100種類!そんなキッザニア東京で、世界とつながるクリスマスをテーマにしたイベントが開催中。

●期間限定のアクティビティとして、今年、流行した「タピオカデザートづくり」を体験できます。まず、タピオカの原産国や特徴を学び、そのあと、フランス語で雪の玉を意味する焼き菓子、「ブール・ド・ネージュ」など、世界の食材とタピオカを組み合わせた'オリジナルのデザートづくり'に挑戦。

●また、世界3か国のキッザニアのこども達がクリスマスソングを歌う映像にあわせて、スティールパンやジャンベなどの楽器を演奏する セッションライブ体験!

●お菓子研究家でインスタグラマーのmarimoさんがプロデュースした撮影スポットで、写真を撮る体験もできます。

●そして、キッザニアには、J-WAVEのパビリオン「ラジオ局」もあるんですが、こちらもクリスマスバージョンになっています。クリスマスムードにあふれるキッザニアタウンの様子を伝える「ラジオ番組」を作る体験ができます。

「キッザニア東京 クリスマス2019」は、12月25日まで開催。

映画 『家族を想うとき』  来週 金曜日 公開    

20191206week.jpg『わたしは、ダニエル・ブレイク』でカンヌ映画祭の最高賞パルムドールを獲得したケン・ローチ監督(83歳)の作品です。ケン・ローチ監督、引退宣言をしていましたが、それを撤回してまで作り上げました。

舞台はイギリス北部、ニューカッスル。

この街で暮らすターナー家は父・リッキー、母・アビー、息子のセブ、セブの妹・ライザの4人家族。ある日、父のリッキーはマイホームを夢見て、フランチャイズの宅配ドライバーに転職します。

 それまで低賃金で働いてきたリッキーはようやくちゃんとした稼ぎを得られる!と気合十分。しかし、個人事業主とは名ばかりで、保証もなくシステムは理不尽。

リッキーは、それでも2年も働けばマイホーム、、、と言い聞かせ懸命に働きます。そんなリッキーを支えようと、妻のアビーはパートタイムの介護福祉士として1日中、休む暇もなく時間外まで働いています。そうなると必然的に両親は家にいる時間が減り、高校生のセブと小学生のライザは寂しさを募らせていきます。

家族とマイホームで幸せに暮らしたい。そう願って毎日 必死に働く両親。でも、セブとライザが願うことは、、、 『毎日、抱きしめてほしい』そんなすれ違いの日々の中、父・リッキーは仕事中、ある事件に巻き込まれてしまいます。

そんな映画 『家族を想うとき』。 

ケン・ローチ監督はこの作品にどんなメッセージを込めたのでしょうか? 宣伝ご担当、ロングライドの友永夕依さんが教えてくれました。

今回はお母さんが介護福祉士で、お父さんがドライバーですが、いわゆるフランチャイズやフリーランスとか個人事業主とか今、いろんな職種で日本でも増えてきているので、この職種だけに限った話ないと思います。家族を養ったり、家族を幸せにするために働いているはずなのに、実際は一緒に過ごす時間がなかなか取れなかったり、何のために働いているのか。幸せってそもそも何なのかっていうのを社会全体でもう少し働き方に対してみんなで考えていくべきなんじゃないかと監督は言ってますね。

お父さん リッキーは宅配ドライバーですが、収入が不安定です。実は、この映画の背景には単発の仕事を、インターネットを通じて請け負うスタイルの広がりがあります。(こうした仕事は Gig Economyと呼ばれ)現実に、イギリスでは経済格差を広げるとして 問題視されています。

家族を守るはずの仕事が、家族との時間を奪い、引き裂いていく。 願うことはただ一つ。

『家族と幸せに暮らしたい。』 ただ、それだけなのに、、、。

どこに問題があるのか??いまの時代だからこそ見てほしい! 

引退を撤回してケン・ローチ監督が作った作品。 ぜひご覧ください。