「デパート卓球」開催中

デパート卓球??

デパートで卓球ができるんです、日本橋高島屋本館で。

どういうことなのか?? 単純にスポーツとしての卓球、というよりは、ひとつのアートプロジェクト、なんです。

現在開催中、「瀬戸内国際芸術祭」の会場のひとつ、女木島で出展されている作品が 日本橋高島屋にも登場しています。それは、現代美術家、原倫太郎さんと原游さんのユニットが手がけたピンポン・シー。

会場には、現代美術家 原倫太郎さんと原游さんが作った卓球台が置かれています。

例えば、ボールがテーブルに落ちるたびに音が鳴る卓球台。木琴の鍵盤のようなカラフルな板を組み合わせたもので、卓球の試合をしていると 楽器を演奏しているように音が出ます。

来館者は、どなたでも、このチャーミングな卓球台でプレーしていただけます。暑さがまだまだ続きそうですので、涼しい百貨店で卓球、いかが?

「デパート卓球」は、日本橋高島屋本館の高島屋史料館TOKYOで10月13日まで開催中。月曜火曜はお休みです。

映画 『ホット・サマー・ナイツ

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アカデミー賞、作品賞を受賞した『ムーンライト』や、この番組でもご紹介しました『レディ・バード』など 話題作を次々と送り出し、注目を集めているスタジオA24(エー・トゥウェンティフォー)から新作が届きました!

主演は、『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ。

舞台は、1991年・アメリカ。

高校を卒業したダニエル(ティモシー・シャラメが演じています。)は 、父親を亡くし、落ち込んだまま 部屋にこもっていました。ある日、それを見かねたダニエルの母親は、大学が始まるまでの夏の間、叔母のいるケープコッドにダニエルを送り込みます。

しかし、夏のケープコッドは、お金持ちの観光客か地元の人しかおらずダニエルは 肩身の狭い思いをします。

そんなある日、ダニエルは地元で有名な男、ハンターと出会います。ハンターは、とにかくワルです。高校を退学させられ、大麻のディーラーをしていてさまざまな噂が飛び交っていますが、全員に共通している噂は、人を殺したらしい(えぇ!!?)

しかし、ダニエルとハンターは意気投合し、次第に、ダニエルはハンターと一緒に大麻を売り始めます。ダニエルのおかげでビジネスはうまくいき始め、次第にテリトリーを拡大。より、大きなお金を稼ぐようになります。

ビジネスがうまくいく中、ダニエルはその町一番の美女、マッケイラと出会い恋に落ちますが、実は、マッケイラはハンターの妹。  『手を出すな』とハンターに告げられますが、ダニエルはハンターには秘密でマッケイラと付き合い始めます。さあ、ダニエルの夏は、ダニエルの人生は、どこへ向かうのか??

そんな映画 『ホット・サマー・ナイツ』。

監督のイライジャ・バイナム監督からコメントが届きました。この作品は どんなことにインスピレーションを受けて作られたのでしょうか。

登場する2人の青年は、大学時代に知り合いだった人物を基にしました。共通点が全然なさそうな2人でしたが、彼らは大量のマリファナをキャンパスで売りさばいていました。彼らは大成功して商売も大きくなっていきました。やがて異質な2人の友達関係は、徐々にほころびを見せるようになり劇的な終わりが来たんです。2人は消息を絶ち、その後は誰も知りません。この出来事は 悲劇的でロマンティックで映画的に思えました。

この作品、監督が大学時代に実際に出会った人物が基になって作られたストーリーなんですね。しかも、イライジャ監督はこの作品が長編映画・初監督作。この映画の脚本が高く評価されて、監督に抜擢されました。ダニエルとハンターの危険でアッツアツなひと夏の出来事。ぜひ、劇場で見届けてください。