「ふつうじゃない2020展」

東京オリンピック・パラリンピックの競技・種目、選手について、「ふつうじゃない、って最高だ」を合い言葉に、楽しく遊んで学べる体験型の展示イベントです。今週水曜日からの開催予定でしたが、台風接近のため、水木は取りやめ、きょうから、東京ミッドタウン日比谷で始まります。

たとえば、【バレーボール自販機】という展示では、バレーボール選手の選手がジャンプした時の到達点、3メートル48センチの高さに「ボタン」があります。それを押すことができれば飲み物が出てくる、"ふつうじゃない"自販機。

【エクスカリバー背筋力測定】、こちらでは、300キロの重さの剣を持ち上げてもらいます。アスリートは背筋力は、300キロをこえることもあるそうです。

【カラテ・キャンドル】では、突きの威力で、LEDロウソクを何本消せるかにチャレンジ。

「ふつうじゃない2020展」は東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場 で、8月26日まで開催。

入場は無料です。

映画 『追想』、今日 公開 

イギリスを代表する作家、イアン・マキューアン。彼の作品「初夜」を映画化したのが、この『追想』です。ヒロインを演じるのは映画『レディ・バード』で、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナン。舞台は、まだ保守的な空気が漂う1962年のイギリスです。音楽を学び、将来はカルテットの一員として憧れの舞台に立つことを夢見ているシアーシャ・ローナン演じるバイオリニストのフローレンス。彼女は、歴史学者を目指す青年、エドワードとある日、偶然出会い恋に落ちます。たくさんの時を一緒に過ごし、ふたりは自分の家族にもお互いを紹介します。フローレンスの両親は、厳しい父と心配性の母。

一方、エドワードの両親は 学校教師の父と 事故で脳に損傷を負った母。ふたりは お互いがお互いの両親とうまくいくか 心配していましたが、そんな心配をよそに、 フローレンスとエドワードは お互いの家族に気に入られます。そしていよいよ、フローレンスとエドワードは結婚することになります。結婚式を終え、ふたりは新婚旅行へ。しかし、初夜を迎える緊張と興奮から、フローレンスとエドワードを包む空気はどんどん重たくなり、ついに口論になってしまいます。そして、ふたりの結婚は その1日で終わりを告げることに。お互い愛しているはずなのに。フローレンスとエドワードは どこですれ違ってしまったのか?愛し合うふたりは、どうして一緒に歩んでいくことができなかったのか?

そんな映画『追想』。

撮影秘話を宣伝ご担当、楽舎の楽満賀奈子さんが明かしてくれました。

ドミニク・クック監督という監督で、映画畑の人ではなくて演劇畑の人なんですね。なので、演出方法とか撮り方とかもとても演劇的だったというのはキャストがみんな言っていることで。長回しで撮ったりとか、あまりカットをかけない。ふたりの空間とかふたりの気持ちの高ぶりとかそういうのを引き出す。それで撮影を進めていったっていうのは制作秘話でありました。一挙手一投足を見せる、みたいなのがあって、あんまり映画っぽくないっていうのはあるかなと思います。いままでにない感じ。

長回しでふたりのやりとりを撮ることで観客は、ずっとフローレンスやエドワードと一緒にいるような感覚になります。 ~ふたりの緊張感がこちらにも伝わってきて、なんとも言えない気まずい気持ちになったり、その場の空気を誤魔化したいような気持ちになったり。そして、この映画『追想』は、原作となっている「初夜」とは少し違う形で描かれていますがそのストーリーの書き換えは、「初夜」を書いたイアン・マキューアン自らが行っているんです!~原作ではあまり描かれなかった ふたりのその後も注目です。若いふたりの1日で終わってしまった結婚生活。いったいなぜなのか?? そして、ふたりはそのあとどうなったのか??それはスクリーンでご確認ください。映画『追想』は、今日から公開です!