日本政府は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、自粛を要請していた"県をまたぐ移動"を、きょう全国で解禁しました。また、それにともない、休業要請も全面解除となりました。各地の観光地では、観光客増加の期待とともに、感染を懸念する声もあるようです。海外でも同じく、規制緩和の動きが続いていますが、この時間は、ポルトガルとインドに回線をつないで現地の最新の状況をうかがいます。

ポルトガルの首都・リスボン / 原 悠子さん

Q1 国境を接するスペインと比べて、感染者数や死亡率も低いポルトガルですが、やはり早期の対策が功を奏したということでしょうか??

A1 先に感染が広まったイタリアやスペインの状況を見ていたので、準備をする時間があったためだと言われています。政府内で与野党が対立することなく、非常にスムーズに政策を打ち出していったことも評価されています。国民の意識も高く、非常事態宣言が出されたのは3月16日でしたが、それ以前から自主的に外出を控える人たちも少なからずいましたし、テレワークに切り替える企業もありました。

Q2 休業補償についてはいかがでしたか??

A2 基本的には"Lay Off"という既存の一時解雇制度をより広く適応することで、コロナ禍に対応しました。従業員には給料の3分の2が支給され、最低賃金(€635・日本円でおよそ7万6千円)は保証されます。また、売り上げが前月に比べて4割以上減った中小企業は各従業員に最低賃金を支払えるよう援助を受けられます。フリーランスの人は、最低3か月最大6か月間補償が受けられます。支給は、すでに受けとった人もいればまだの人も。家賃支払いの支援策も講じられています。

Q3 5月から段階的に規制を緩和してきたポルトガルですが、現在の状況はいかがでしょうか?

A3 現在はほぼ以前の状況に戻っていると言えますが、公共交通機関や施設内でのマスクの着用と2メートルの距離を保つことが義務付けられており、10人以上(地方によっては15人)の集会は禁止されています。スペインとの国境はまだ閉鎖中で、7月1日に解除される予定。ただ、規制緩和以降、リスボン圏では感染者数は増加傾向に転じつつあり、役所や商業施設の再開はほかの地方よりも遅れています。サッカーのポルトガル1部リーグも87日ぶりに6月3日に再開しました。また、17日のUEFAの発表で、8月12日から23日にかけてベスト8以降の試合がリスボンで行われることが明らかになりました。

Q4 これから観光シーズンになりますが、見通しはどうなっていますか?

A4 政府は、夏のバケーションに向けて国内旅行を推進しています。ドイツ、フランス、ギリシャ、ベルギー、スイス、オランダを含む9か国は今週からEU各国に対して国境を開放しましたが、イギリスに対しては7月1日を予定している国が大多数。パリですら宿泊施設の予約率は例年の3分の1とのことなので、見通しは明るいとは言えません。

インド・ムンバイ / ハリー・チェンさん

Q1 インドは全土で封鎖となっていましたが、こちらも段階的に解除となっているんですよね?

A1 ムンバイは外出禁止令が緩和されされてますが、基本この12週間ホテルの部屋で生活、後3週間ほど、この生活なれました。朝一ヨガ先生が日本で最高です。国際航空便は一機も飛んでません、僕も帰国とシンガポールの家族との再会は多分8月か9月予定。

Q2 街の様子についても伺いたいんですが、レストランなども再開しているのでしょうか?

A2 レストランもムンバイ以外はオープン、しかしかなり厳しい条件、マスクを常時義務付け、50%の席、21時営業終了、アルコールなし などなど

  • 徐々にテイクアウトとデリバリーも再開
  • 安全面での不安が多いので対策に一苦労
  • 我々のSushi and Moreも7店舗中3店舗が再開
  • *飲食店の4割が倒産の危機とも、大変です

コロナさんは猛威を奮っておりまだまだケース数増えてます、感染が世界5番目に多い、大国なので失業者も1億2000万人と日本の人口ほどと大問題

Q3 そのほか、エンターテイメント業界はどうでしょうか?

A3 *ボリウッドなど映画産業完全ストップ状況

*数ヶ月かワクチンができるまで不安が続くが危機の時代こそチャンス、と僕が手伝った本の先輩億万長者ジムロジャーズがアドバイス!