今日は、演出家・映画監督、堤 幸彦さんの"PLAY IT LOUD"。

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おはようございます、映画監督の堤幸彦でございます。僕がいまリスナーの皆さんとシェアしたい曲は、ちょっと古い曲なんですけどJames Taylorの「Fire and Rain」っていう曲なんです。

1988年にですね、リバー・フェニックスが出てる、シドニー・ルメット監督の「旅立ちの時」という映画があったんですが、これは大変切ない映画で、切ない映画の一番切ないシーン、家族が離れ離れになるっていうところで家族がキッチンでですね「Fire and Rain」を聴きながら、しかもラジカセみたいなもので聴きながら踊るっていう、すごい切ないシーンがあったんですね。その後ちょっと悲しい方向に進んでいく映画なんですけど、非常にわたし心に刺さり、1990年ですね1年半ぐらいニューヨークに住んでたことがあるんですけど、その時、英語も分からないから外にも出られないし、部屋の中でずっとこの曲をですね、ヘビーローテーションをしながら聴いてた記憶がございます。非常に素敵な曲です。ぜひ、リスナーのみなさんとシェアしたい曲でございます。では聞いてください、James Taylorで「Fire and Rain」。

演出家・映画監督、堤 幸彦さんに選んでいただいたナンバーは、 James Taylor 「 Fire and Rain 」。*1970年発表の2ndアルバム「Sweet Baby James」収録の1曲で、シングルとしては全米3位を記録。キャリア初のヒット作。この曲は、幼なじみで自ら命を絶ってしまったスザンヌについて、また、バンドの失敗、彼自身の薬物中毒について歌われています。この曲「Fire and Rain」が劇中で使われていたのが、堤さんもコメントされていた、88年の映画「旅立ちの時」。今は亡き、リヴァー・フェニックス演じるダニーとその家族の物語です。ご覧になったことがない方は、ぜひ、チェックしてみてください。 ~ちなみに、リヴァー・フェニックスの弟、ホアキン・フェニックス。(『ジョーカー』で主演だったホアキン)先日、ルーニー・マーラ、との間に第一子が誕生。リヴァー、と名付けたそうです。素敵な選曲、ありがとうございます!では、堤 幸彦さん、近況も教えてください!

さて、私、堤 幸彦ですが、私が監督を務めた映画が「望み」、一番最新作になりますが、10月9日に公開になります。

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この作品は、雫井脩介さん渾身のですねベストセラーサスペンスの映画化ということになってますけども、この作品は家族の話なんですね。家族が思い様々な思い、すれ違い、疑い、そして不安、それから守ってやらなきゃならない、そんな誰しもが持つ気持ちが、この作品の一番のテーマでございます。堤真一さんに出ていただいています。

その芝居にかける熱量とか、ものすごいものがありまして、私も毎日毎日いろんな発見をさせていただきました。

そして石田ゆり子さん、奥さんを演じていただいてるわけですけども、大変せつない、胸にくる芝居をしていただいて。そして、若手の岡田健史くん、清原果耶さん、ほかにもたくさんの心に迫る芝居をしていただく方が、そうそうたるメンバーがたくさん出ております。

どなた様でもご覧になれる、胸に来る作品だと思いますので、ぜひ映画館でご覧いただければ幸いです。映画「望み」、来週10月9日公開です、ぜひご覧ください。堤 幸彦でございました。

 こちらも家族の物語ですね。愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それとも・・・ 父、母、妹・・・それぞれの望みが交錯するなか、 家族がたどり着いた3つ目の答えとは?ラストの光に魂が慟哭する感動のサスペンス・エンタテインメント映画「望み」は来週金曜日公開です。(映画館へお越しの際は、感染防止対策にご協力を!)堤 幸彦さん、素敵な選曲・コメントありがとうございました。