今日は、映画監督、大根 仁さんのPLAY IT LOUD

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おはようございます、大根仁です。僕が今リスナーのみなさんとシェアしたい曲は、Childish Gambinoの【This is America】です。

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最近ちょっと話題になったのは、ミュージックビデオ、これがアメリカに在住のヒロムライさんという日本人の方が監督をしているということで、僕これを知ったときにすごい衝撃を受けまして、ワンカットでゆったり見せるような作風なんですけども、それがもう曲のカッコよさと映像のセンスと見事に結実したのが、キャリア中最高傑作じゃないかと思うんですけど、もうあたま、始まってあたま40秒ぐらいのつかみがとにかく凄いですね。内容、テーマ的には今アメリカが抱えている様々な問題が内包されている非常にシニカルで、なにか社会的メッセージも含んだものなんでしょうけれども、ま、それでもすごく惹きつける魅力があるというか、ポップで曲も素晴らしいし、よく聞くようになりましたね。なんかどういう気持ちになっていいかよくわからない心地良さがあるというか・・・ぜひ、ライブとかも観てみたいですね。というわけで聞いてください、Childish Gambinoで【This is America】です。

今年5月に公開され、ミュージックビデオが瞬く間に話題となりました。大根さんもお話しされていましたが、このビデオはLA在住の日本人ディレクター、ヒロムライさんのメガホンによるもの。ビデオは穏やかに始まったかと思いきや、数十秒後に突然の銃声・・・そして「これがアメリカだ 油断するな」とガンビーノが歌いだします。銃規制や有色人種差別など、アメリカ社会における問題を痛烈に描いたとして話題ですが、ビデオに出てくる人物のファッションやダンスのスタイル、銃を撃つ姿勢など、あらゆる場面に、アフリカ文化や過去の事件、差別の歴史などの要素が含まれていると指摘されています。先月、NYで行われた「2018 MTV Video Music Awards」では、[VIDEO WITH A MESSAGE]、[BEST DIRECTION]、[BEST CHOREOGRAPHY](最優秀振付賞ですね)の3つの賞を受賞。大根監督の「どういう気持ちになっていいかよくわからない心地良さ」という表現、分かります!大根 仁さん、素敵な選曲・コメントありがとうございました。では、近況も教えてください。

さて、僕、大根仁の近況ですが、監督・脚本を担当した映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」が公開中です。

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90年代中盤に巻き起こった女子高生ブーム、コギャルブームというものをモチーフに、過去に生きた女性たち、現在に生きる女性たちの2つの交錯する時間などなどを描いてみました!主演は広瀬すずさん、篠原涼子さん、ほかにも板谷由夏さん、ともさかりえさん、小池栄子さん、渡辺直美さん、山本舞香、池田エライザと、とにかく女優ばかりが出ております。

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もう1つの特徴は、劇中をいろどる90年代の音楽ということで、90年代J-POPといえばやはりTK、小室哲哉さんということで、小室哲哉さんには劇中の音楽も担当していただきました。まもなく引退ということで話題になっている安室奈美恵さんの曲はもちろんですね、小沢健二さんとか、誰もが聞いたことのある楽曲を映画の中に散りばめております。映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」、現在公開中です。ぜひ劇場でご覧ください、以上、大根仁でした。

90年代コギャルブームの頃に青春を謳歌した仲良し女子高生グループ「サニー」。メンバー6人は、20年以上の時を経て、それぞれが問題を抱える大人に。二つの時代が交差して紡がれる物語のラストは・・・ぜひ劇場で。そして「モテキ」の大根監督ですから、もちろんダンスシーンも見どころです!あの頃、ルーズソックスを履いていたあなたも、ポケベルってナニ?というあなたも、もちろん男性も!