This Week's Number is・・・

12.5%

12.5%」

この数字は、今年9月に東京都から転出した人(他府県に引っ越した人)の数が、前の年の同じ月に比べて増えた割合です。

総務省が発表した、住民基本台帳人口移動報告によると、東京都の9月の転出者数は3万644人で、3ヶ月連続で転出が転入を上回る、という結果になりました。

比較が可能な2013年7月以降のデータで東京都は転入してくる人の数が転出する人の数を上回るという状況が続いていました。しかし、緊急事態宣言が出ていた今年5月に初めて転出超過となり、6月は一旦転入の方が多くなりましたが、7月からは再び人口流出が続いています。

東京都からの転出が増えている一方、神奈川県、千葉県、埼玉県の3つの県では、転入超過となっていて東京都から近隣の県への引っ越しが増えている、と見られています。

リモートワークの普及によって、都心の勤務地に通う機会が減り、手狭な自宅での作業よりも、広い家に引っ越す、というケースが増加。また、企業によっては、本社機能を地方に移転し、従業員も一緒に移住する、ということも行われています。