This Week's Number is・・・

27

27%」

この数字は、全国で、浸水や土砂崩れの恐れのある場所に建つ指定避難所の割合です。ほぼ3割の「避難所」が、浸水や土砂崩れの恐れあり。そんな?!

これは、日本経済新聞が報じた情報ですが、国土交通省が集約している、市区町村指定の緊急避難場所のデータベースをもとに、およそ4万8200施設を抽出し、ハザードマップと照合して割り出しました。

先日の豪雨では、球磨川が氾濫した熊本県球磨村で 6つの指定避難所のうち2つの施設が浸水しました。地形的に、浸水と土砂の両方を防ぐ場所が見つけづらい、という理由もあったようですが、なんとか対策を練っていただきたい。

ちなみに、浸水リスクがある避難所の割合を都道府県別でみると最も割合が高いのは、埼玉県。49%、ほぼ半数の避難所に浸水のリスクがあります。

東京でも、こうした恐れのある避難所を抱える地域があります。荒川が流れる江戸川区。江戸川区では、100を超す避難所の大半に 浸水リスクがあります。そこで、千葉県市川市と相互に避難住民を受け入れる協定を結んでいるんですね。水害に詳しい専門家は、「このように、近隣の自治体が協力して、広域的な防災計画を立てるのも、一つの方策」と話しています。