This Week's Number is・・・

40%

40%」

この数字は、世界の人口のうち、石けんと水で手を洗う設備が自宅にないという人々の割合です。

これは先日Unicef(国連児童基金)が、新型コロナウイルスが世界的に広がる中、指摘したもので、「手洗いは自分や他人を守る上で、最も値段が安く効果的な方法の一つだが、世界の4割、つまり、およそ30億人はこの方法すら手が届かない」 

呼吸器の感染症は、人口密度が高い都市部に住む人に特にリスクがあります。しかし、サハラ砂漠以南のアフリカの都市部の63%、中央・南アジアの都市部でも22%で、手洗い施設を使うことができません。

特に衛生事情が悪いアフリカの国では、これまでも、結核やマラリアが蔓延。致死率の高いエボラ出血熱がようやく下火になってきたばかりのところに新型コロナウィルスが波及してきました。

都市部の特にスラムでは、人口が集中していて上下水道がない、というところも少なくはありません。ちなみに、学校の状況を見ても世界の学校のうち、47%は、石けんのある手洗い施設がありません。影響が及ぶ児童・生徒は9億人といわれています。

→Unicefの活動をサポートすることも、状況をよくする方法のひとつです。ぜひオフィシャルサイトをご覧ください。