This Week's Number is・・・

370%

370%」

この数字は、2018年度の「ふるさと納税」の寄付受け入れ額、全国首位の大阪府泉佐野市では、前の年の額と比べ3.7倍。つまり370%!!

泉佐野市の「ふるさと納税」では、牛肉やビールなど1000品目を超す返礼品、さらに、Amazonのギフト券も贈りました。

この結果、ひとつの自治体で全国の寄付額の1割弱、、、およそ497億円の寄付を集めました。

この背景にどんな状況があったかというと、泉佐野市は、破綻寸前のような状態まで財政が悪化。遊休資産を手放し、予算を切り詰め、市の名前の命名権の売却までも検討。

そして、新しい税収を得るため、「ふるさと納税」を活用したわけです。

泉佐野市では 相当な勢いで ふるさと納税が増えたんですが、総務省は 返礼品競争を抑えようと制度を変更。

返礼品は、「寄付額の3割以下の地場産品に限定する」ということになり、この結果、泉佐野市をはじめ、昨年度の寄付受け入れ額の上位、4つの自治体が 除外されることになりました。

地方自治体の財政難の問題をどう解決していくのか、なかなか難しいところ、ですよね。

ちなみに、ふるさと納税では、寄付額から2000円を引いた額が 所得税や住民税から控除されますが、住民税が控除される額の自治体別トップは、横浜市で、その額、およそ137億円でした。