This Week's Number is・・・

17%

「17%」この数字は、今年から新しく変わった酒税法で、ビールの定義における[麦芽の比率]が引き下げられた割合です。これまでの法律では、原料に67%以上の麦芽が使われているものがビールとされていましたが、今年の4月から50%以上に変わりました。17%、引き下げられた、ということですね。

また、同時に、風味付けに、果実や香辛料などを使ってもよいことになり、ビールの定義が大きく緩和されたので、さまざまな種類のビールが日本でも売り出されることになり、消費者の選択の幅が増えました。

最近、世界的なブームとなっている小規模生産のクラフトビール。アメリカではビール市場におけるクラフトビールのシェアは金額ベースで2割。

日本ではその1/10未満で、まだまだ発展する余地がありそうです。

従来は、酒税が低くて安い「第二、第三のビール」といわれる発泡酒が注目されてきましたが、今回の改正を皮切りに、段階的に ビールや発泡酒の酒税が統一されることになり、価格競争ではなく、リーズナブルな価格で、味の競争が行われることになりそうです。