今朝は四国・高知県から。夏の訪れと共に旬を迎える野菜「みょうが」のさっぱりとした食べ方についてご紹介します。

今朝は高知県香美市です。高知市の市街地から車でおよそ40分、内陸部にあって、県内でも唯一海に面していない市です。その香美市内には「龍河洞」という、全長およそ4㎞の巨大な鍾乳洞があります。山からの雨水がしみ込んで石灰岩を削り、1億7500万年という長い時間をかけてできあがったとされています。

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龍河洞の中には、弥生時代の人々が暮らしていたと思われる居住跡があり、学術的価値が高い、弥生式の土器を見ることができます。

さらに洞窟の内部には落差10メートルの滝もあって、プロジェクション・マッピングで美しく彩られることもあります。整備された通路で見て回る手軽な観光コースか、狭い場所で手足を使って進んだり、はしごを上ったりする本格的な冒険コースを選ぶことができ、年間を通じて摂氏15度程度の鍾乳洞に、涼を求めて人々が訪れます。

●高知県は全国一の「みょうが」出荷量を誇ります。

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高知県ではハウス栽培で1年を通して「みょうが」が出荷されています。シャキシャキとした食感で、さわやかな香りが食欲をそそり、その香りの成分は、眠気を覚ます効果があるのだとか。全国的には、そうめんや冷奴などの薬味としていただくのが一般的ですが、地元では、みそ汁の具材、あえものやサラダ、甘酢漬け、浅漬けなど、バラエティに富んだレシピで食します。

朝はシンプルに輪切りの「みょうが」を刻み、かつお節としょう油をかけて、あつあつのごはんに乗せてどうぞ。

6月から8月にかけて出荷量のピークを迎える「みょうが」。特にこの時期、野菜売り場でよく目にするようになります。