アフリカ大陸の南東に位置し、面積が日本のおよそ1.6倍のマダガスカル島を中心とした島国がマダガスカル共和国です。そのマダガスカル島の北西部に浮かぶ小さな島「ヌシ・ベ」は、一年中泳ぐことができるリゾートとして人気です。エッセンシャル・オイルで知られる「イランイラン」の木があちこちに植えてあって、濃厚な甘い香りが漂います。

そこからさらにスピード・ボートで1時間半くらいの沖合に小さな二つの島「ヌシ・イランジャ」があります。島と島の間は1500メートルほどの距離があって、普段は海で隔たれているのですが、干潮の時だけ、白く美しい砂の道が現れるのです。

●マダガスカルの軽食は「ミサウ」です。

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「ミサウ」とは、焼きそばのような料理です。少し固めに茹でた太い麺の汁気を切り、塩と油だけで炒めた、極めてシンプルなもの。野菜や魚介類、お肉などと一緒に炒めるのが一般的です。レストランのメニューにもあるポピュラーな料理で、朝になると人が集まるような場所に屋台が出て、一緒に炒める具を選んで、調理してもらいます。お皿に盛りつけられた「ミサウ」に、トウガラシから作られるスパイシーな香辛料「サカイ」を混ぜながら、その場でいただきます。

砂糖がたっぷり入ったコーヒーと一緒にどうぞ。