今朝は南太平洋にある、チリ共和国のイースター島です。チリ本土から西に3700キロの海上にぽつんと浮かぶ、周囲60キロの火山島。

島には1000年以上前に描かれたといわれる洞窟の壁画や、岩に刻まれた絵などが残っていますが、有名なのはモアイ像。島のいたる所におよそ1000体ものモアイ像が点在していて、最大で高さ20メートル、重さ50トンにもなるものもあります。また未完成のモアイ像も多く、いまだに石像を彫る道具が散乱しているという、神秘的な島です。

●チリの代表的なパンは「マラケッタ(Marraqueta)」です

9世紀末にフランス出身のパン職人がチリで開発したという「マラケッタ」。見た目はフランスパンのようで、外側はカリッと固いのですが、中はふんわりとしておらず、少し重めの食感の素朴なパンです。その理由は、材料に一般的な強力粉ではなく、薄力粉を使っていて、発酵に時間をかけて作っているからだとか。縦長のパンに十字の切れ目があり、手で割っていただきます。

薄力粉に塩とイーストのみで作られたシンプルなパンなので、どんな食事にも合い、食べごたえがあって、お腹にたまります。朝はこの「マラケッタ」にマーガリンやジャムを塗って、ハムやチーズと一緒に食べましょう。たっぷりのコーヒーと一緒にどうぞ。