今朝は日本から、大阪府堺市です。

堺市は大阪府の南部に位置し、今から1500年以上前には地域一帯に100以上の古墳があった土地です。戦国時代以降は商人の街として栄え、その後の都市化の影響もあって、多くの古墳が失われていきました。それでも4世紀から6世紀に作られた44の古墳が残り、「百舌鳥古墳群」として、昨年、世界遺産に登録されました。

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中でも世界最大級のお墓「仁徳天皇陵」とも呼ばれる「大仙陵古墳」は、周囲が2.8キロメートルという巨大なスケール。上空から見ると、鍵穴のような形の島がお堀の中に浮かぶという、日本独自の「前方後円墳」です。この古墳からはこれまでに、鎧や兜などの戦いの道具、銅を使った鏡、人物や動物、家をかたどった「埴輪」などが出土しましたが、詳しいことについては、まだ多くの謎に包まれています。

さて、そんな大阪の朝は「ミックスジュース」をいただきましょう。

さまざまなフルーツを混ぜた「ミックスジュース」は、大阪の繁華街「ミナミ」の喫茶店で、戦後まもない頃に作られたのが始まりと言われています。

ベースとなる果物で欠かせないのは、バナナ、リンゴそして桃。これらに牛乳と水を加え、じっくりとミキサーにかけたらできあがり。店によっては、これらにミカンなど柑橘系の果物を入れて、ほのかな酸味をウリにするところもあるようです。

フルーツのスムージーにも似ていますが、舌触りをなめらかに、また、のどごしをよくするため、暑い日は氷をミキサーに入れるのがポイント。もちろん家庭で作って飲むこともありますが、朝は駅のジュース・スタンドで、できたてをいただきましょう。