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今朝はオランダ王国の、ロッテルダムです。

アムステルダムに次ぐ規模の都市「ロッテルダム」は、ライン川の河口にあって、大型のコンテナ船が毎日外洋に出航するという物流の拠点。コンテナターミナルの規模は東京港の5倍もあり、ヨーロッパ最大です。川や運河が縦横に走るオランダは、国土の4分1が海抜0メートル以下。そのため、低い土地から水をくみあげるため、国内いたるところに風車が作られました。

そんな風車も、老朽化や産業革命などで大半がなくなりましたが、ロッテルダム郊外の「キンデルダイク」には、18世紀に造られたという風車が19基残っています。運河沿いに並ぶ姿は実に雄大。ユネスコ世界遺産に登録されていて、観光客が世界から訪れます。

●オランダの朝ごはんはちょっと変わったパンケーキで...。

オランダで定番の食事といえば「パンネクック(pannenkoek)」。材料や作り方はパンケーキと同じですが、一般的なイメージのパンケーキよりも薄く、直径30センチ以上という大きさが特徴です。薄さも食感も、まさにクレープのようで、トッピングする具材は、たっぷりのバターと粉砂糖をかけたものが定番です。

オランダ各地には、街に何軒かは「パンネクッケンハウス」と呼ばれる専門店があって味を競っています。朝は、ベーコンやマッシュルーム、チーズや野菜を乗せた「パンネクック」をいただきましょう。大皿にひろげたものをナイフでカットしてから、クルクルと食材を巻いて食べるのがオランダ流。

あったかい、たっぷりのコーヒーと一緒にどうぞ。