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今朝は中国・湖北省の省都「武漢」です。

中国の内陸部に位置し、街の中央を長江が流れる都市で、古くから中国全土でも有数の政治、経済の中心地として発展してきました。

人口は東京都に匹敵するほどで、めざましい近代化が進む大都市でありながらも、雄大な長江の流れや、たくさんの湖など大自然も見どころです。

武漢を代表する観光地は「黄鶴楼」というタワー。およそ1800年前にできた当初は、軍事目的の「ものみやぐら」でしたが、焼失や再建をくり返し、現在の観光目的の建物になりました。丘の上の、高さ50メートルあまりの建物から街を見渡すことができる「黄鶴楼」は、古代の詩人たちが作品の中で詠んだことで知られます。

建設当初を再現した部屋や、美術品などの展示物が並び、中国全土からたくさんの観光客が訪れます。

●武漢の朝は「熱乾麺」ではじまります。

武漢では早朝から街のあちこちに出店している屋台で「熱乾麺(ラー・ガン・ミエン)」を食べるのが一般的。出勤や登校の途中に立ち寄る人も多いようです。器に茹でた太めの麺をよそい、「すり胡麻」と「ごま油」、「醤油」をペースト状にした「芝麻醤」を加えてかき混ぜるだけのシンプルなレシピです。

その「汁なし麺」に、きざんだネギや、ザーサイなどの薬味とラー油をトッピングしてできあがり。全体的に黒くなるように「芝麻醤」をよくかきまぜると、ほんのり甘辛い、濃いめの味が均等になってあとをひきます。

寒い冬はあたたかい豆乳を飲みながらどうぞ。