今朝はベトナム社会主義共和国です。
ベトナム北部の首都ハノイと、南部最大の都市ホーチミンのちょうど真ん中に位置する都市「フエ」。
この街に点在する、さまざまな様式の建造物群が、世界遺産に登録されています。ベトナム最後の王朝「阮朝」の王宮をはじめ、中国式の宮殿や、フランス式の城塞や家などがあり、その外観だけでなく、絢爛豪華な内装も見もので、世界中から観光客が訪れます。
フエの街は、真ん中を流れるフオン川を境に、王宮を中心とした旧市街と、地元の人々が暮らす新市街にエリアが別れます。
新市街側にある「ドンバ・マーケット」という市場には日用品から食料品やお土産物までが揃い、朝早くからオープンしているため、たくさんの人々で賑わいます。
●「フエ料理」という郷土料理が知られています。
「フエ料理」はベトナム古来の味が特徴の素朴な料理。
代表的なものは、麺料理の「ブン・ボー・フエ」。
牛の骨などから作るスープに、「ブン」と呼ばれるお米から作った麺、スライスしたお肉が入った、ローカルレストランの看板メニューです。
また、朝ごはんの定番料理といえば「コムへン」です。
「コム」がごはんで「ヘン」は「しじみ」という意味。つまり「しじみの汁かけごはん」です。
まずはしじみの身を、ごはんの上にたっぷりまぶします。
野菜、ごま、ピーナッツ、そしてベトナムの調味料と一緒によく混ぜて、たっぷりと「しじみ」のゆで汁をかけていただきます。
さらさらと「お茶漬け」感覚で、どうぞ。
今週はベトナム・フエのしじみ料理「コムヘン」でした。
一般的にはお米で食べますがお米の麺の「ブン」を使い、めん類として食べることもあるようです。