今朝は北アイルランドです。
北海道ほどの広さのアイルランド島は、アイルランド共和国と、イギリスの領土である北アイルランドに分かれています。中心都市のベルファストは造船の街として知られていて、あの有名な客船「タイタニック号」もここで建造されました。
絶対に沈まない世界最大の豪華客船といわれていたものの処女航海で氷山と接触して沈没した事故から100年目の2012年、実際に使われたドックの場所に、モダンな建築の「タイタニック・ベルファスト博物館」が完成しました。
特殊効果での展示、アトラクション、再現模型など全部で9つのギャラリーをめぐることができます。もちろん陶磁器類の調度品、乗船客の手紙、食事メニューなど、当時の実物が保存されている展示室もあって、世界中から観光客が訪れます。
●現地の朝は「ベイクドビーンズ」ではじまります。
「ベイクドビーンズ」は白いんげん豆をトマトベースのソースで調理したもの。「ベイクド」は焼いたという意味ですが、実際には煮込んだおかずです。
トマトジュースのような少しとろみのある赤いソースに砂糖を少し入れたもので、甘くて、ちょっと酸味があるのが特徴。「ベイクドビーンズ」は現地の家庭の朝ごはんに欠かせない一品ですが、手作りより、缶詰で売られているものを使うのが一般的です。
朝ごはんの中では、ソーセージやベーコン、卵料理などにつけあわせとして添えるのが最もポピュラーな食べ方です。
時間のない朝はトーストの上にかけていただきましょう。一緒に食べるパンは、イーストの代わりに重曹で膨らましたアイルランド名物のソーダブレッドがぴったり。たっぷりとミルクを入れた紅茶と一緒にどうぞ。