今朝はイタリア共和国です!ミラノの中心部のランドマークといえば「大聖堂」。正式名は「サンタ・マリア・ナシェンテ教会」ですが、一般的には「ドゥオーモ」と呼ばれています。完成までに600年以上かかったとされる「ドゥオーモ」は、世界最大級のゴシック建築様式による建物。その高さは100メートル以上で、一番高い先端部分にある金色のマリア像がミラノの街を見守ります。「ドゥオーモ」には2千体以上の彫刻があり、非常に細かな細工が施されています。また、聖書の場面が盛り込まれたステンドグラス、高い天井を支える大理石の柱、広々とした廊下などなど、息を飲むようなスケール、荘厳な雰囲気で、世界中から訪れる観光客を圧倒します。

●クリスマスが近づくミラノでよく見かけるのは「パネットーネ」。

「大聖堂」や、その広場に続くアーケードでは今週からクリスマスのイルミネーションが始まりました。この時期にパン屋さん、ケーキ屋さん、そしてスーパーで目にするのがクリスマスの定番の伝統菓子「パネットーネ」です。柔らかなドーム型の菓子パンで、「パネットーネ酵母」を使ったパン生地の中に、レーズン、プラム、オレンジピールなどのドライフルーツをラム酒に漬け込んだものを混ぜ込んで焼き上げられています。卵とバターが香ばしく、しっとりした自然な甘さのパンです。古くから、それぞれの家のレシピで作られてきましたが、最近ではチョコ・チップやナッツ、リモンチェッロ(レモンのリキュール)など、さまざまな材料やフレーバーを入れた「パネットーネ」が売られています。家族で取り分ける1キロ以上の大きな「パネットーネ」もありますが、朝は一人分の小さなサイズをカフェで頼みましょう。

泡立てたミルクをエスプレッソにたらして、一緒にどうぞ。