今朝はラオス人民民主共和国です!

インドシナ半島の中心に位置する内陸国。そのラオス北部にある街「ルアンパバーン」は、14世紀から20世紀までの王国の都として栄え、町全体が世界遺産にも登録されています。市内にある「プーシーの丘」に登ると、雄大なメコン川の流れと、フランス統治時代のオレンジ色の屋根を持つコロニアル建築の建物が並ぶ街を一望できるため、世界中から観光客がやってきます。

たくさんの寺院があり敬虔な仏教徒が多いルアンパバーンでは毎朝夜明けごろから、「托鉢」という儀式が行われています。これはオレンジ色の袈裟に身を包んだ僧侶が一列で街をねり歩き、街の人々から、一握りの「もち米」を受け取るというもの。人々が「施し」をすることで徳を積むという意味合いがあり、沿道には僧侶に渡すための、お米やお菓子を売る屋台も出ます。

●朝ごはんは「カオチー」で。

「カオチー」とは、ラオス風サンドウィッチのこと。かつてフランスの統治下にあった影響から、フランスパンのバゲットが生活に欠かせません。バゲットに、縦半分に切れ目を入れて、さまざまな具をはさんで作るのが「カオチー」。朝早くから開いているテント中心のマーケットや、人通りが多い通りの道端には、たくさんの屋台が出てそれぞれが「カオチー」の味を競っています。

ポピュラーなもののひとつには、バゲットに豚肉のパテを塗り、キュウリやタマネギ、もやしなどの野菜と卵をはさみ、アクセントにパクチーを加えた「カオチー・パテ」。

練乳を底にたらした甘いコーヒーと一緒にどうぞ。