今朝は奈良県桜井市です!奈良県の中部に位置する桜井市。縄文時代や弥生時代の土器の欠片が出土し、古墳が多く今も残る、深い歴史をもつ場所です。なかでも日本で最も古い神社の一つともいわれる「大神神社」は古来より、日が昇る山として信仰される「三輪山」そのものがご神体。鳥居越しに山を拝むという、神聖な場所。

その「三輪山」のふもとを起点とする「山の辺の道」は、「古事記」や「日本書紀」、「万葉集」にも登場する静かな古道で、神話や古代ロマンの世界を訪ねる観光客が全国からやってきます。道沿いには名所旧跡が点在し、柿本人麻呂、額田王などによる和歌の石碑には、遠い昔の人々の暮らしぶりが刻まれています。

●桜井市の名産物は「そうめん」です。

桜井市は、日本の「そうめん」の発祥の地ともいわれるほど「そうめん」作りの歴史が古く、奈良時代には、すでに「そうめん」の原形が作られていたといわれています。江戸時代に、「お伊勢参り」の宿場町として栄えたことで、「三輪そうめん」の評判が知れ渡り、その製造技術が広まりました。気温が低い時期になると、「コシ」が強くて質の高い「そうめん」ができるので、「そうめん」作りはこれからが本番。「そうめん」を干す風景は、この地方の冬の風物詩でもあります。暑い夏に冷たい「そうめん」を食べるのも格別ですが冬は、だしの効いたあたたかいおつゆに、味が染みた椎茸や、かまぼこなどを乗せた「にゅうめん」も良いですね。シンプルにおすましの具に極細の「そうめん」を入れ朝ごはんの一品としていただきましょう。