今朝はアフリカ大陸南部のボツワナ共和国、南アフリカのすぐ北にある内陸の国です。日本のおよそ1.5倍の面積があり、国土の大部分を「カラハリ砂漠」が占める、砂で覆われた盆地です。今は乾期から雨期に移行するシーズンなので、国土の北側にある「マカディカディ塩湖」に水が張りはじめます。

ボツワナはダイアモンドをはじめとする鉱物資源が非常に豊かで、アフリカの中では有数の経済力を持つ国といわれます。また、国土の17パーセントが政府によって自然保護区に指定されているため、手つかずの自然が残り、たくさんの貴重な野生動物たちに出会うことができます。

●ボツワナの朝ごはんは「マグィーニャ」。

ボールのような形の揚げパン「マグィーニャ(Magwinya)」。大きさは、小さいものだとテニスボールくらい、大きいものではソフトボールくらいの大きさがあり、英語では「Fat Cake」と呼ばれています。小麦粉、イースト、塩、水で生地を丸めて油で揚げるだけというシンプルな食べ物ですが、しっかりお腹にたまるので朝だけでなく、おやつに食べることもある軽食です。

カリッとした外側と、モチモチとした中味の食感がとてもおいしく、そのままではなくスープに浸したり、つけ合わせの「チップス」つまりフライド・ポテトと一緒に食べることも多いようです。「チップス」にはたっぷりとビネガーと塩をふりかけて、半分に割った「マグィーニャ」に、ポテトをはさんでどうぞ。