今朝は群馬県です!群馬を代表する農産物といえば「こんにゃく芋」。収穫量は全国1位で、およそ9割のシェアを誇っています。その栽培の中心となっているのが、下仁田町です。こんにゃくの原料となる「こんにゃく芋」は、東南アジアが原産で奈良時代には薬用として貴族などが食していたといわれています。江戸時代に「こんにゃく芋」を乾燥、粉末にして流通させる方法が確立されたことで一般大衆の食卓にものぼるようになりました。

第二次世界大戦後、世界遺産にも登録された富岡製糸場に象徴される繊維産業が衰退するかわりに、地元では「こんにゃく芋」栽培に力を入れるようになります。こんにゃく芋を乾燥させるのではなく、生のまますりおろすという、昔ながらの製法で作る「こんにゃく」も、地元ならではの名産で、コシや歯切れが一味違うことで、人気です。

●朝のお味噌汁は具だくさんの「こしね汁」。

群馬県の郷土料理は「こしね汁」。「こんにゃく」、「椎茸」、「ねぎ」の3つの地元食材の頭文字を取って名付けられた味噌汁です。これらの食材に加え、ニンジンや、ささがきゴボウ、豆腐や油揚げも入れるという、具だくさんの味噌汁。レシピは家庭によって、そして季節によってもさまざま。体が温まる赤みそベースの「冬仕立て」と、あっさりした白みそベースの「夏仕立て」があり、一年中 野菜がたっぷり取れる「こしね汁」。

朝は、「うどん」も入れて単品の料理としてもどうぞ。