今朝はパラグアイ共和国です!三方を、ブラジル、アルゼンチン、ボリビアに囲まれた内陸の国で、先住民族のグアラニ族と、スペイン文化が融合していて、国民の大半が、グアラニ語とスペイン語のバイリンガル。素朴でのんびりとした雰囲気が流れています。

パラグアイの南東部には、「トリニダー」また「ヘスス」という遺跡があり、世界遺産に登録されています。これらは17世紀にキリスト教の世界的な布教を積極的に行った「イエズス会」が築いた施設。

共同生活をしながら理想郷を作ろうとしていたため、教会や集会場だけでなく、学校や作業場などもありました。そんな、往年のコミュニティを想像させる遺跡。彫刻が施された土台や壁が修復されて残っています。

●パラグアイの朝は「マテ茶」ではじまります。

乾燥させ粉々に砕いた「マテの木」の葉っぱや枝をコップに直接入れ、そこにお湯を注ぐ。そこにマテ茶専用のストローを差して、やけどをしないよう、ゆっくりと飲むのがパラグアイ流。

また、同じマテの茶葉に、氷と水を注いで作るのが「テレレ」。いわばアイスティーですが、使うのは普通の水ではなく、ミントやレモングラスなどのフレッシュハーブを加えた水で作ります。これがパラグアイならではの「テレレ」の作り方で、暑い時期には、水筒入れて持ち運びます。ただ、朝早くは一年を通してホットで飲むのが一般的目覚めの軽い朝食は、あつあつのパン「チパ」がお供です。お隣ブラジルの「ポンデケージョ」と似たような食感と味。熱い「マテ茶」と一緒に、「チパ」をつまみながらどうぞ。