今朝は、「世界 100 ヵ国に友達を作ろう」!!そんなプロジェクトを立ち上げたNPO法人オンザロードの活動に注目します。

オンザロードの取り組みは以前番組でもご紹介しました。インドの学校建設を目標に立ち上がり、今では世界各国で子どもたちの自立支援、キャリア支援をおこなっています。そんなオンザロードがコロナ禍にスタートした取り組みが【ワールド・フレンドシップ】プロジェクト。

文化の違う子どもたちがオンライン上に集まって会話や企画を通して、海外への理解を深めていこう、というこの企画。友達100人出来るかな?ではなく、友達、100ヶ国にできるかな? 壮大なプロジェクトです!オンザロードの事務局長、岡本舞子さんに詳しいお話を伺いました。

本当にいろんな子どもたちが、どなたでも大丈夫なんですけども、例えば、ひきこもりであったりだとか、障がいを持っている子ども。あとは日本で言うと生活保護などを受けて家庭のお子様だったり、あと1人親の子どもとか。海外においても、貧困層ももちろん孤児院の子どもとつながったり児童養護施設など...。いろんな子どもたちが別け隔てなく参加しているプログラムになっています。いろんなことを毎月企画をしながら出しているけども、主にZOOMを利用しているんですけども、国籍バラバラですね。あとは時差もあるので、そういったところも合わせておこなっています。なるべくリアリティーが持てるような時間を作りたいので、インドのガンジス川の様子を流したりだとか、孤児院の生活の様子流して鶏が出てきたり。そういったことも画面から、なるべく最大限伝わるように内容も組み立てて企画に入れたりしているので、少しでも興味を持っていただける楽しい時間になればいいなと考えて作っています。

国も、言葉も、文化も違う子どもたちがヴァーチャルで交流を深める。実際の会話はもちろん、恥ずかしがり屋の子もチャットで参加できる。そんなハードルの低さから世界22カ国、合計5000名近い子どもたちがこのプロジェクトに参加しています。

子どもたちはもう目を輝かせながら交流しているんですけど、例えば「実際に会いたいね」とか「その国に行ってみたい」とか「いろんな話したいね」「日本案内してあげるよ!」とか。やっぱりオフラインで会えることを楽しみにしながら今はオンラインで交流しているという印象を受けることが多いです。今繋がって大人になったときに、その国のことを考えられるような知識を知ってもらったり、友達を作ってもらったりすることで、その国のことを考えて少しでも平和に繋がっていったりだとか、その国を考えたら戦争が起きないとか周辺のことをもっと知りたいと思って周りの子たちに周知してくれるとか、少しでもそんな風に展開して繋がっていけたら良いなと考えています。

NPO法人オンザロードの事務局長、岡本舞子さん。お話ありがとうございます。徐々に海外への渡航制限が緩和されてきましたが、多くの子どもたちが集まる【ワールド・フレンドシップ】はこれからも続いていくといいます。

関心お持ちでしょうか?来月29日には、カンボジアの子どもたちとの交流が決まっています。また、毎週土曜日には英語を使った世界交流プログラムも実施中です。詳しくはオンザロード。そして【ワールド・フレンドシップ】のサイトをチェックしてください。

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