今朝は、学生に向けたキャリア教育をおこなうNPO法人アスリードの活動に注目します。

学校の総合的な学習の時間に様々な職業に就いている大人から直接 話を聞くことができる「みらいteacher」を実施。さらに40以上の職業を取材し、仕事のやりがいをまとめた冊子「みらい百花」を発行するなど子どもたちが 未来の自分を思い描くきっかけを作り続けています。代表の武政祐さん。子どもと大人の架け橋をつなぐ活動の原動力にはご自身の苦しい経験がありました。

将来選択肢がないままだと高校生の頃には勉強していざ就職活動になると半年間で仕事を決めないといけない。大学生になった時には周りの就職活動に感化されて初めて仕事に向き合う。私自身就職活動をするときに将来やりたいことがなく、周りが就活しているから仕事を探しだした。最初に就職した会社で3年目にうつ病になってしまった。将来をもっと考えればよかったと後悔した。なので今の子どもたちにはシャワーのように色んな仕事があるんだよとか、大人と触れ合う機会、価値観ややりがいを伝えて、(仕事の)ミスマッチを防いで「こんな大人になりたい」と思えるロールモデルに合わせてあげたい。

今年10月に厚生労働省が発表したデータがあります。平成30年3月卒の高校生と、大学生の 新卒就職後 3年以内離職率。それぞれ、336.9% そして31.2%。(いずれも前年比で1から2%アップしています。)

学生のうちに、いろんな職業と出会って自分に合う仕事を見つけてほしい!この想いから多くの「声」を集めるアスリード。*インタビューを受けた大人たちも、自分の仕事を見つめ直す機会になっているといいます。学校だけじゃない、開かれたキャリア教育はその人だけじゃなく、街づくりにも繋がる。と、武政さんは呼びかけています。

キャリア教育支援を行って感じるのは、自分の将来を考えましょう、どうなりたいか伝えるのは学校の中だけでは難しい。なので地域でいっしょに子どもたちを育てていきましょう。大人も子どもも共に育つキャリア教育を実現することで、一過性のイベントではなくみんなで子どもたちを育てていこう。子どもたちの未来を応援していこうという社会を実現したい。

NPO法人アスリード、代表の武政祐さんお話ありがとうございました。ご紹介した「みらい百花」もPDFで配布中です。さらに団体では 大人の皆さんの支援も受け付けています。自分の経験を伝えたい、寄付で支えたい。様々な支援ができます。ぜひWEBサイトをチェックしてください。

ここで、キッザニア東京からのおしらせです。

3歳から15歳までを対象としたこどもの職業体験施設「キッザニア東京」。まさにキャリア教育とエンターテインメントが合体した空間、ですよね!今年、日本上陸15周年をむかえました。

こちらを記念し、キッザニア卒業世代にあたる16歳から30歳の学生や社会人を対象にしたスペシャルイベント「Back to KidZania」を来年、2022年1月18日と2月8日に開催することが決まりました。

参加される方は、施設内のさまざまな職業を選んで体験することができます。参加は事前申し込み、抽選式です。

締切は12月12日(日曜日)。参加費は1人5500円。

また、キッザニアでの体験談や幼少期のエピソードを「卒業世代」からのメッセージとして募集中です。イベント応募、メッセージの投稿方法の詳細は、キッザニア日本上陸15周年特設サイトをご確認ください。

ご参加の際には、J-WAVEのラジオ局パビリオンもチェックしてくださいね。なお、キッザニアは、感染防止対策のため、入場者数を制限して営業しています。詳しい感染防止対策などについてはキッザニアのHPをご確認ください。