夏、、、キャンプなど屋外レジャーで川遊びを楽しむ。そんな機会が増える季節ですよね。ただし、このときに気をつけたいのが、水辺での事故。警察庁の水難概況を参照すると、去年500件以上の事故が発生しています。

川や海で遊ぶときには、まず安全に配慮した状態で大人が水辺の様子をチェックする。そして、ライフジャケットなどの安全具を使用する。安全対策、徹底したいですが、、、子どもたちの事故防止のためにNPO法人AQUAkids safety projectがユニークなプロジェクトをスタートさせました。

【サンダルバイバイおやこ条約書】の発行、です。

団体のサイトには条約書がアップされていて、こうあります。

「ぼく・わたしは、サンダルや帽子やおもちゃが流されたら自分の命を護るために、追いかけずにバイバイします。無くしたからって、叱らないでください。」

NPO法人AQUAkids safety projectのすがわらえみさんに、プロジェクトについて詳しく伺いました。

サンダルを追いかけて発生する事故が昨年も今年も起きています。なぜ追いかけてしまうか考えたときに、物を大切にしなさいという教えや、買ってもらったばかりの物ならば追いかけてしまうのではないかと考えた。そこで事前に流されたら追いかけない、という宣言をしてもらい、大人は叱りませんよ、と約束をし合うツールになっています。

モノは大切にしなさいという教えから、良かれと思って流されたものを追いかけ、事故につながってしまう...その前に、親子で話し合うきっかけを作り、事故を防止しよう、という考え方。

水泳インストラクターとして活動していたすがわらさん。幼い頃の水辺での楽しい思い出が、今のお仕事に繋がった。だからこそ、より安全に・楽しく水に触れてほしいと語ります。

水辺で自分の身を守りながら楽しむ、リスクマネジメントに繋がり、これまでより思い切った遊びにもチャレンジできる。リスクマネジメントとチャレンジ精神は繋がっている。子どもたちに伝えられるかなと。実際にライフジャケットを着た体験会をするとライフジャケットにみんな夢中になる。今までにない遊び方ができるし、保護者も安心して見守れる。リスクを知ることで気付きにつながる。

キケンを正しく知ることで、学びが生まれる...そんな気付きが、子どもたちの未来につながる好奇心を育むはず。

詳しくはWEBサイトをご覧ください。

NPO法人AQUAkids safety project