今朝は、新宿にあるLGBTQセンター【プライドハウス東京レガシー】に注目します。

去年の10月、LGBTQ+に関する情報発信や当事者たちのサードプレイスを目指して誕生した【プライドハウス東京レガシー】。

先月新たにLGBTQ+ 、または、そうかもしれないと感じている24歳以下の子ども、ユースに向けた相談支援「ラップアラウンド・サポート」をスタートされました。こうしたサポートプログラム発足の経緯について、運営スタッフの向坂あかねさんに伺いました。

これまでの日本社会においてLGBTQ+、そして子どもであることはどうしても支援が必要なところに行った時、自分の環境で嫌な気持ちにならないと保証される場所がなかなかなかった。それは、支援先がLGBTQ+が来ることを前提に作られていなかったり、子どもであることでその人の声よりも周りの声を優先して聞いてしまうということが起こっていた。その目に合うかもしれないという状況にある人がいるので、その人達がサポートに来たら前段階の不安を抱えなくて済むので立ち上げました。

相談したいことがあっても、相談の前段階で壁を感じてしまう。そんな子どもたちへ向けてスタートしたサポートプログラム。性に対する悩みの他、お金、人間関係、自己表現。様々な悩みを打ち明け、支援を受けられる場所として展開しています。子どもたちの居場所を作る取り組みを通して見えてきた彼ら、彼女たちを取り巻く現状と、未来につなげたい想いについてうかがいました。

子ども若者は「守られなければいけない」や「導いてあげない」としてしか見られていないことに気付かされます。子ども主体でやりたいことを支援するとその人の強さやリソースが見えてきて、守られなければいけない存在ではないということがすごくよく分かる。今はまだまだサポートを受ける、相談することへのスティグマが強く残っているように見えるが、サポートが必要な時に受けるサポートは悪いことではなく、当然の権利であるというメッセージを社会に浸透させる未来ができればと思う。

子どもの可能性を引き出す大人が、壁を作らずに彼ら視点で社会を見つめ直してみることの重要性。考えさせられます...

年齢、性別は関係なく、SOSが言いやすい未来。一人ひとりの生き方に多くの人が関わる 助け合いの社会がより暮らしやすい東京、そして世界を作っていくのかもしれません。

いま悩んでいる子どもたち、そしてユースの皆さん。一度【プライドハウス東京レガシー】の扉を叩いてみてください。

プライドハウス東京レガシー

ラップアラウンド・サポート