今朝 目を向けるのは「生理の貧困問題」についてです。「#みんなの生理 Official」という団体が行ったアンケートには、5人に1人の若者が「金銭的理由で生理用品を買うのに苦労した」と回答しています。(n=671、3月2日時点)

この「生理の貧困」問題の解決に取り組むRED BOX JAPAN」の尾熊栞奈さんに、改めて この問題点を解説していただきました。

生理の貧困は生理用品を買うお金がない、利用できない環境にあること。そこでトイレットペーパーなどで代用したり、欠席することで教育機会を逃してしまうことが問題になっている。日本でいうと性教育の遅れや性教育が受けれられていないことが問題で、さらに公に話せず女性だけのものであるという風潮があり、問題が表面化しなかった。貧困と言ってもお金が無いだけではなく、買いたいと言いづらい、シングルファザーでは話しにくいなど。経済的問題だけではないのが、生理の貧困。

貧困=お金がない、だけではない。

先進国、発展途上国関係なく、各国で問題視されている生理の貧困。この問題を解決するため、イギリスで立ち上がった団体が「RED BOX」です。赤い箱に生理用品を詰め込み、学校や自治体に配布。さらに生理に対する正しい知識の普及に努めています。日本でも2019年に尾熊さんが中心となり、日本支部が発足しました。生理の貧困解決に向けて取り組まれる中、気づいたこと、そして団体が見据えるヴィジョンについて、伺いました。

コロナ前に試験的にRED BOXを導入したときに学生とお話したが、生理の話は恥ずかしいという空気もありながら、真剣に話を聞いてくれ、男子生徒が見ることがない生理用品を広げてみたりという公演をしたが、学ぶ姿勢を見れたのが良かった。逆に大人の男性は「お話を聞いていいのか」「関係ない話だ」という空気が見受けられた。寄付を通して、貧困の事実を広げ、男女関わらずみんなが支え会える社会にしていきたい。

生理の貧困は、決して女性だけの問題ではありません。私たち大人が正しい知識を学び、サポートしていくことで、子どもたちの未来が より開かれた社会になるはず。

RED BOX JAPAN尾熊栞奈さん。お話ありがとうございました。この問題について、そして団体の活動について、より詳しい情報はWEBサイトをクリック、チェック、お願いします。

RED BOX JAPAN