今年はコロナ禍を受け、仕事、私生活、様々なところに大きな影響がありましたね。

食品の卸売や、輸入事業にも大きな打撃があり、結果、大量の在庫を抱えてしまう。私たちの手元に届くことなく食品が廃棄されてしまう。そんな報道も見受けられました。

自宅・オフィスへ おやつを定期配送する事業をおこなう株式会社スナックミーは、こうした問題をうけ、卸売事業者から在庫を購入。新たに「おやつ」として製造し、自社での販売をスタートさせています。

株式会社スナックミー、代表の服部慎太郎さん今回リリースされた「おやつ」について、お話をうかがいました。

我々フードロスに課題意識を持って「アップシリーズ」といって実際にある素材をアップサイクルして発信する取り組みを実施しており、今回、以前から取引あった業者から日本では数少ないラルゲタアーモンドというものがコロナの影響で出荷できなくなってしまったと連絡を受け、こちらで買取、新しい価値を加えて「アップクランチナッツ」として販売をした。

ラルゲタアーモンド自体が希少で、その買取先がなかなか見つからなかったそうです。お話にあった「アップクランチナッツ」先程いただきましたが、アーモンドの濃厚さとはちみつの甘みがいい味出しています!食品廃棄を防ぎ、美味しい体験を消費者に届ける...GOOD JOBです!

必要なおやつを、必要な数だけ届けるスナックミーの事業。家庭内の食品廃棄の削減にもつながっているようです。さらに先月からおやつの包装を、より環境負荷の少ない容器に変更されました。こうしたアクションが始まった背景には、利用者の声があったようです。

スナックミーではプラスチック容器におやつを入れていたがプラスチックをトウモロコシで出来た容器に変更。プラスチック使用量を4割、温室効果ガスの排出を50%削減することができた。海洋プラスチック、温室効果ガスの問題をお客様から指摘を受け、半年検討をして容器が完成した。

利用者が気づきを発信し、企業もそれを取り入れていく。作る。使う。双方が意識を持って未来を見つめていくことで、より良い循環が生まれていきますね。株式会社スナックミー、服部慎太郎さん。お話ありがとうございました。株式会社スナックミーの取り組み、より詳しくはウェブサイトをご覧ください。