今朝注目するのは、世界中の子どもたちが 安全にサッカーを楽しめる場所づくりをおこなうNPO法人love.fútbol Japanのアクションです。

「安全にサッカーを楽しめる場所づくり」、この「当たり前」をつくるために、解決しないといけない課題が世界にはまだまだ残されています。love.fútbol Japan代表の加藤遼也さんに団体発足の経緯、そして子どもたちを取り巻く課題についてうかがいました。

元々代表のドリューがモロッコを旅したときに路地裏でサッカーしている子どもたちをみて感じた違和感から始まった。サッカー好きなのに場所が危険過ぎる。ストリートサッカー中に事故にあう子ども。世界中の子ども達が安全にサッカーできる場所づくりのために活動開始。サッカーできない理由は整理すると6つに分類される。場所がない、経済問題、安全性、仲間がいないこと、5,6は生活習慣の話で労働してほしい、ジェンダーの問題など。包括的問題をコミュニティ型と呼ばれるグラウンドづくりを実施している。

いまお話いただいた課題を地元のNPOと協力し、解決しながら、グラウンドの整備をすすめる「love.fútbol」。完成したグラウンドは、地域に展開。地域の皆さんに管理を委ねることで、多くの子ども達にサッカーを楽しんでもらいつつ課題の解決にも貢献できるそうです。

サッカーグラウンドを作り人の祈りが引き継がれることで場所が根付いていく。サッカーができればいい、という考えもあるが、グラウンドを作ることで地域の誇りを取り戻す、子どもたちの遊べる場所をつくりたい、みんながチカラを併せてこの場所ができたという事実を世代を超えて伝えたいという声がある。これまで44個完成し、42個は地域の自治で運営され続けている。サッカーグラウンドは誰を幸せにするのか。人が人を幸せにする精神性を世代を超え伝えていく場所でもある。

地域の財産を将来生まれてくる子どもたちのために維持し続ける。幸せを語り継ぐ場としてのサッカーグラウンド!

加藤遼也さん、お話ありがとうございました。

NPO法人love.fútbol Japan。より詳しい情報は、ウェブサイトをご覧ください。