今朝注目するのは、ピープルポート株式会社が製造する

エシカルパソコン「ZERO PC」です。

廃棄されたパソコンを再利用し、使えないパーツはすべてリサイクルへ。好循環を生み出し、環境負荷ゼロを目指す、というプロダクト。詳しいお話を、ピープルポート株式会社青山明弘さんにお聞きしました。

パソコンは自然環境と人に大きなインパクトを持った製品。環境面では、新品のPC1台を作るにCo2を300キロ排出。水を大量に使用し、紛争鉱物を使用します。人の面では、紛争鉱物の問題、児童労働と、人にも影響が大きい。PCを作るときにこうした影響が出やすいので、使われた物をアップサイクルしたら作る必要もなくなり、捨てられる量も減る。こうしたアップサイクルをしている。

(製造時だけではなく、廃棄される際の環境負荷を数字で見てみると...日本国内だけでも、1年間で破棄されるPCは およそ300万台。重量は6,000トンとも言われています。しかし、その中にはまだ使えるパーツも眠っていて...使えるものをアップサイクルするだけで、環境負担は減りますね。)

もちろん、心臓部分は新品を使用されているので、製品自体は新品と遜色なく動作します。ラインナップも、、、目的別で探せるようです。こうしたエシカルパソコンを作る過程では、日本に難民として避難されて来た皆さんも関わっています。

環境負荷を減らし、難民の皆さんの生活を作っていく。エシカルパソコンが見つめる未来について、うかがいました。

我々が意識しているのは、多文化共生の社会。ものにも人にも関係している。いろんな価値観が認められると、モノの寿命が伸びる。「再生されたものでも使えたらいいじゃん!」という価値観で、もう一回使う、という意識が生まれる。難民問題も、「違う生活様式がある」だけ。それもいいよね、と認められると、難民と呼ばれる立場の皆さんの生活も変わってくるので、多文化共生社会を目指している。

多様な文化を認めることの重要性!考えていきたい課題ですね。ピープルポート株式会社青山明弘さん、お話ありがとうございました。未来を考えたエシカルパソコン「ZERO PC」。パソコンについて、より詳しい情報についてはWEBサイトをご覧ください。

エシカルパソコン「ZERO PC」