けさ注目するアクションは「もったいないキャンペーン」についてです。

謙遜や、惜しむ気持ちを表す「もったいない」...この日本特有の言い回しに国際的な注目が集まったのが、2005年。

環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞した ワンガリ・マータイさんが環境を守る世界共通語として「MOTTAINAI」を提唱、自然への尊敬を表現され、当時日本でも、逆輸入的に使われました。

もう15年も経つんですね...

この「もったいない」の考え方から生まれるアクションを実践、普及に取り組むのが、「もったいないキャンペーン」です。詳しい活動内容について、キャンペーン事務局の安保文子さんにうかがいました。

私どものキャンペーンではまずワンガリ・マータイさんがおこなっていたケニアの植樹活動を支援しています。メーカーと一緒に環境に優しい展開をおこない、売上の一部を植樹活動に寄付するように支援。今では380万本植樹されています。他にキャンペーンでは都内でフリーマーケットを主催、リサイクルコーナーを設けて使われなくなった衣類や古本、CD,DVDの回収をおこなっています。フリーマーケットでは子どもたちだけで実施するフリーマーケットをおこなっておりまして、お子さんのうちからモノの大切さ、お金の大切さを学ぶ場も展開しています。

直接的な自然保護活動のほか、「もったいない」の考え方を 育む活動もされている、、、ステキです! そして今日 9月25日は、持続可能な開発目標SDG'sが国連サミットで採択されて5年となる節目の日にあたります。17あるゴールのうち、13が環境分野と関連していると言われるSDG's。目標達成のために「もったいない」の気持ちを忘れずに、毎日を丁寧に過ごす、、、その行動ひとつで未来の環境が変わってくる ともお話いただきました。

特にいまコロナ禍のなかにいる生活はお家時間も長くなっているので、今までやらなかったお料理をしてみたり、時間をかけて何かをすることができる状態にある方も多いと思いますが、そのときに丁寧な作業によって今まで捨てていたものがまだ役に立ったり、ちょっとの違いですが少し明るい未来ができたりするのでは?ゴミひとつにしても減らせたり、捨てていたものが活用できたりするのではないかと思っていますね。

循環型社会をめざして活動を続けるもったいないキャンペーン、都内で定期開催されているフリーマーケットも、新型コロナウイルス感染症の対策をおこなった上で再開されています。

開催日程や、より詳しい取り組みについては、オフィシャルサイトをご覧ください。

https://www.mottainai.info/jp/