今朝取り上げるのは、あなたの街にもあるかもしれない、空き家の話題です。もしかしたら所有されている方も、いらっしゃるかもしれません。

日本全国で 846万戸あると言われる空き家。その中の41%は、利用目的が決まっていない・放置されている状態です。

空き家と言うと、防災や防犯の観点においても解決しなければならない 地域課題の1つでもありますが、活用次第では、街を明るく照らすシンボルになる。そんな可能性を秘めた場所でもあるそうなんです。

詳しいお話を NPO法人 空き家活用プロジェクト、理事長 清水貴仁さんに伺いました。

昨今、大型店舗が出来てシャッター商店街と言うものも結構増えてきているのが空き家の1つなんですけれども、実はその中で、豊島区の事例ではあるんですけれども、20年近く店舗も入らず周りもシャッター商店街というところで、人通りもまばらだったんですけれども、イートインスペースのあるような時間貸しのシェアキッチンのプロジェクトを立ち上げて、オープンまで至ったんですけれども。店舗を出す手前の創業を考えている方ですとか、後は料理好きの主婦の方ですか。そういった方々の集う場所に変えるようなことができたと言うケースが活用の1つとしてご紹介させていただきたいな、と。そういった場所ではなかったところにいろんな方ですとかが集まるようなことになりましたし、後は、創業を考えてるような方々が集まることによってミーティングをしたりとか、料理を作ったりというコミュニティが生まれたり。新しい形というかですね、地域の方々にも喜ばれる場所になったのかなと言う風に思っております

「コマワリキッチン」と名付けられた このスペースでは今、コロナ対策をおこなった上で、子ども食堂への施設無償提供をスタート。もともと課題を抱えていたスペースが、課題を解決する場所に生まれ変わりました。

http://urx.red/cxMw

逆境をチャンスに変えるキッカケになった空き家。その区画の一部が変わることで、その街全体の未来が大きく変わります。

空き家と言うものを通して私が感じたのは、その場所に何が必要なんだろうとか、どういったものが求められているのか。そういったところに変えていく。1つの既存のものを有効活用していくと言うことが1つ、答えにあるんじゃないかなと。どうしても「空き家が~」「空き家が~」と、、、数が多い分、問題が取り上げられてしまうんですけれども、実はこういった活動を通して素敵な場所も生まれてるんですよーって言う、、、それがまた未来であり周りのコミュニティーにつながっていくと言うことがあるんじゃないかなぁと思っております。

NPO法人 空き家活用プロジェクト、清水貴仁さんありがとうございました。課題と向き合う時、問題点に注目するのではなく、視点を変えてみる...私たちの仕事や生活のヒントにもなりますね。

もし、いま空き家の問題にお困りだったら。放置して、問題が大きくなる前に、ぜひ一度専門家に相談してください。あなたの相談が、街の未来を変えるかもしれません。

NPO法人 空き家活用プロジェクト