スーパーや商店街での買い物。お店に並ぶたくさんの品々!今日は何を食べようかな、と考える...何気ない日常に、幸せを感じる瞬間ですよね!

そのお買い物のなか、未来に配慮した サステナブルな選択をしませんか? 今朝は、子どもたちに残したい、水産資源の話題です。

健康志向から魚の需要が世界中で高まる一方で課題となっているのが、獲りすぎの問題。この課題を解決するため、持続可能な漁業の在り方を呼びかけているのがMSC(海洋管理協議会)です。詳しいお話を、MSCの鈴木夕子さんに伺いました。

世界では獲りすぎなどが原因で魚の量が減っています。普通であれば卵を生んで自然に増えるものですが、魚が増えるスピード以上に獲ってしまうと、魚が減ってしまいます。現在、世界の魚の3割以上が獲りすぎで、まだ獲っても大丈夫な魚がたった6%しか居ない。2040年には魚が減ってしまうというお話もあり、このままだと子どもたちが大人になる頃には海から魚が居なくなってしまうかもしれない、というのが現在の水産資源の現状です。

あなたが、お子さんが大好きな魚が将来食べられなくなってしまうかも...そこでMSC(海洋管理協議会)は、今の食文化を尊重しながら、環境に配慮した漁業者への認証制度をスタート。青い魚が描かれた「MSC 海のエコラベル」の普及に取り組んでいます。

MSC海のエコラベルは魚を減らさずに環境に優しい方法で獲られた魚につけることができるラベルです。スーパーの魚売り場に行くと小さな青い魚のラベルがついたパッケージをみたことがあるかもしれません。このラベルがついた魚や加工品は世界100カ国で売られていて、日本でもその数は増えてきています。海の未来はすごく遠く感じますが、日々の買い物で「お魚買おう、どうせならラベルがついたものを買おう」ということが未来の状況を変えていくし、消費者がラベルのついたものを選ぶと漁師さんや販売者もこの製品を作ろうという意識が変わるので、消費者が選ぶことが大切。

MSCは今月から"小さな「海のエコラベル」を選んで、大きな海を守ろう"キャンペーンを開催中です。SNSで人気の「ついうっかり」を可愛く叱ってくれる"しかるねこ"とのコラボ企画も展開されています。

何気ないお買い物でも、少しの意識で未来が変わっていく。この機会に、普段手に取るお魚を 見直してみませんか?

「海のエコラベル」