ジョン・カビラお届け中、JK RADIO TOKYO UNITEDここからの時間は、「KidZania Tokyo EYES ON THE FUTURE」

子どもたちが望む未来をデザインする、グッドアクションを紹介します。

お花、、、花き業界に目を向けると、新型コロナウイルス感染症の影響で卒業式や送別会が中止。使用される予定だったお花が 大量に廃棄されてしまった...。そんな報道が記憶に新しいですが、一方で、自宅や職場に飾るお花の需要がいま、高まっているそうです。

詳しいお話を 花きの生産者、お店、そして私たち利用者をつなぐネットワーク、花の国日本協議会、小川典子さんにうかがいました。

刻々とフェーズは変化しているが、3月は花の需要期、例年と異なる状況があったが、同じタイミングから自宅用に花を購入される方が増え続けています。お花屋さんからも「お家でお花見をしましょう」という提案をしていました。期せずしてこういった状況で、家で過ごす時間が増えて、先が見えない不安な気持ちの中、「家に花を飾ると部屋が明るくなって気持ちも明るくなる」「前向きになる」「疲れた心が癒やされる」というお客様が多く、こういう時こそお花を飾ろうというムードが続いています。

ちなみに男性の購入者も増加傾向にあるそうです。お花を購入された方の声、たくさんご紹介いただきましたが、中にもあったように、お花は心にたくさんの栄養を与えてくれます。その栄養を小川さんは「ビタミンF」と表現して、こんなお話してくれました。

花や観葉植物、、、グリーンなど身近な植物にはすごい効果があるんです。自然や花にはリラックス・リフレッシュ効果があることは知られていますが、国内外の大学や研究所ではこのような植物の効用に関する研究が進んでいて、例えば、植物がない室内環境の交感神経・副交感神経の活動を100%とすると植物がある室内環境のでは、交感神経の活動が25%軽減。つまりストレス状態が緩和されて副交感神経の活動が29%アップして、リラックス効果が得られるという研究結果があります。まさに在宅ワークの状況にぴったりじゃないかなと思います。

ぜひ気に入ったお花を家につれて帰っていただければと思いますが、実際お花屋さんのお花を眺めるだけで気分が変わると思うんです。いまは積極的にお花屋さんに行ってくださいとお伝えできない状況ですが、食材の買い物に行ったついでにぜひ花屋さんを覗いていただければと思います。スーパーマーケットでも花は販売しています。1輪の花でも小さな観葉植物でも、部屋の中に命が息づく気配を感じることは心強いものです。自分や家族のためにも花を飾ったり贈ったりしていただければ。

心に直接とどく栄養「ビタミンF」。不安な状況がつづく今だからこそ、生活のなかに取り入れたいです。小川さん、ありがとうございました。

花の国日本協議会のウェブサイト

コメントにあった研究について...

https://www.mizuho-ir.co.jp/case/research/flower2012.html

https://www.mizuho-ir.co.jp/case/research/flower2013.html

(みずほ情報総研×国立大学法人千葉大学環境健康フィールド科学センター/2013年調べ)