子どもたちが将来 作り出すアート作品、それを表現する場所。残していきたいですね。そういった表現をおこなう場所のひとつに、音楽フェスがありますよね。ただ、昨今の自然災害、そして新型コロナウイルスの影響でフェスの開催自体が延期、中止になるなど、大きな打撃を受けています。こういったフェスを支援するために「NPO法人 日本ミュージックフェスティバル協会」という団体がクラウドファンディング・プラットフォーム「Good Morning」で【フェス救済ファンド2020春】を立ち上げました。

フェスのオーガナイザーやブランドにリターン品を提供していただいて、ブランドファンドでその資金を集めます。集まった資金を中止になってしまったフェスに戻す、というのが今回のスタンスです。

そもそもは、去年の秋、台風で多くのフェスが中止になってしまった。最初にお願いしたときは「自然災害に対してフェスを自分たちで守ろう」というものにしたかったので、春から夏までに開催するフェスを募集させていただいたんです。

参加していただくって決めたときには、まだここまでコロナが広がるっていうのはわかってなかったっていうところが多かったと思います。けれど徐々に、大きな問題になってきて、フェスを存続させる手段は何かみんなできることないかなあと思って、スタートさせました。多くの人がスタッフ、主催者、ミュージシャンが関わってフェスという場が出来ているので、場がなくなると、その人たちの仕事もなくなるっていうことにもなるので、少しでも協力できれば、みんなで思いを届けられればなっていうのが私どものやりたかったことですね。

お話は、「日本ミュージックフェスティバル協会」の菊地崇さん。「中止になってしまった音楽フェスを支援することで、表現の場、そして人が戻ってこられる場を守っていきたい。」最後に、今回のクラウドファンディングへかける想いについてうかがいました。

なんか大げさかもしれないですけど、未来のライフスタイルを提示してくれている所だと思うんですね。本当に大きなフェスから小さなフェスまで 様々なフェスが今日本であるじゃないですか。それぞれが独自性というか、メッセージを発してるが、いろんなフェスがあるからこそ、文化としても豊かだなって思ってるんですね。

豊かさ、多様さをいろんな形で応援したいなと思ったのが、この団体を立ち上げたそもそもの想いなんですけど、今目の前で危険に対して、一番のものではないんだけど、音楽が。ただ豊かにしてくれるものではあるじゃないですか。だからこそ、音楽の場、フェスという場をなくしたくないし、それを守りたいと思っています。

クラウドファンディング・プラットフォーム

Good Morning」でスタートした【フェス救済ファンド2020春】。4月30日まで、支援を募っています。集まった収益は、必要経費を除き中止になったフェスへの支援金となります。また、団体では新型コロナウイルスや、今後発生が予想される台風などの影響を考慮して、夏以降も支援を継続的におこなっていくと、発表されています。

今回のクラウドファンディングについて、そして「日本ミュージックフェスティバル協会」ウェブサイトへのリンクを掲載します。ぜひ、チェックしてください。

日本ミュージックフェスティバル協会 オフィシャルサイト

【フェス救済ファンド2020春】中止になったミュージックフェスを 応援したい!