今朝は、長期療養中の子どもたちとスポーツを繋ぐ団体NPO法人Being ALIVE Japanから、理事長の北野華子さんをお迎えしました。

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2018年4月以来のご出演。1年半の間にあった出来事を含め、お話いただきます。

Q  まずは、NPO法人Being ALIVE Japanについて、ご紹介ください

Being ALIVE Japanはスポーツを通じて、 長期療養中のこどもたちの仲間を創出することで、青春と自立を支援する非営利団体です。

~長期療養児、そして子どもたちを支える家族の現状は?

小児がん、心臓病、腎臓病、糖尿病等、全国には長期的に治療・療養を必要とするこどもは約25万人もいます。退院後も長い期間、治療・療養を続けながら日常生活・社会生活を送るこどもたちと支える家族が増えています。

~この活動は、北野さんご自身の経験からスタートされたんですよね?

5歳から病気を発症し、9歳から18歳まで入退院を繰り返していた経験がある。走ることが大好きだった幼い頃の発症、毎日「もう一度だけでいいから、思いっきり走りたい」と夢見ていた。20歳には病状も回復したが「おとなになって治っても、子どものことにやりたかったことは戻ってこない」という思いに。

Q  団体では、スポーツと長期療養されている子どもたちを繋ぐ、さまざまな取り組みをおこなっています。

ひとつは、入院治療中のこどもを対象としたスポーツ活動「TEAMMATES in Hospital」ふたつ目は、病児・兄弟・友人がアスリートと共にスポーツを楽しむプログラム「TEAMMATES in community」(前回出演時には第1回開催直後でした。)

そして、スポーツチームの一員 (TEAMMATE)としてチームに入団をし、定期的に練習や試合等のチーム活動に参加する活動「​TEAMMATES」お子さんの身体条件とチーム活動での目標に合わせて4~6ヶ月間、チームメンバーやスタッフをサポートする活動を行う。​こどもたちの大きな自信に繋がり、普段、病気や身体的な制限により、同世代と同様の体験ができないこどもたちが社会性を育む機会にもなる。​

Q  前回のご出演から1年半が経ちますが活動が全国的に広がってきたんですよね?

前回出演時2017年度の累計参加人数120名に対し、2018年度は218名に

活動数は2018年度のみで112に(2015~2018年度で合計219に)

活動地域数も首都圏2地域だったが、今年には北海道~沖縄までの8地域まで拡大

Q  いま放送を聞いている方の中には、療養中のお子さんやご家族、そのお知り合いもいらっしゃると思います。より団体の活動を知りたい、応援したい、参加したいといった場合、どうすれば?

Being ALIVE Japanでは年数回、長期療養中のこどもたちやご家族同士、また支援者やアスリートと交流するイベントを開催しており、定期的にイベントスタッフを募集している。問い合わせはウェブサイトからお願いします。

~Being ALIVE JapanについてはWEBサイトをぜひチェックしてください。