今朝は、フリークライミングを通してユニバーサルな社会を目指す団体の方をお迎えしました。NPO法人 モンキーマジック、代表の小林幸一郎さんをお迎えしました。

9年前にも このコーナーにご出演をいただきました。活動の進展、ぜひ教えてください。

Q  改めて、になりますがモンキーマジックの取り組みについてご紹介いただけますか。

「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、障害者クライミングの普及や理解促進の活動を2005年から続けている。多様性を認め合えるユニバーサルな社会を実現し、より成熟した豊かな社会を創ります。

さまざまな手段があったと思いますが、なぜクライミングだったんでしょうか。

私が自他ともに認めるクライミング好き。30年以上クライミングを継続している中で私自身が視覚障害者となりました。ただ、障害がなくても、あっても、どちらの立場でもクライミングを楽しめることに気づき、その普及を進めている。

健常者と障害者が「助ける・助けられる」の関係ではなく、同じクライミング仲間として関わり、互いに壁を取り払い、理解しあう価値ある機会となります。

~クライミングのイベントを定期的に実施されているんですよね。

交流型クライミングイベントを実施。地域の人々が主催して定期的に開催する地域に根ざしたクライミングイベント障害の有無や年齢・性別・国籍などの違いに関係なく、全員が同じスタートラインに立って楽しめる

Q  活動をスタートされて14年、これまでのチャレンジ、シェアしていただけますか。

  • モンキーマジックつくばQ'tをオープン。
  • 交流型クライミングイベントを 月に一度、都内・横浜・つくばで開催現在では、年間60回以上スクール、イベントを開催。札幌、名古屋、大阪、高知、福岡、など全国に広がっています。

Q  フリークライミング、障害のあり、なしに関わらず興味をお持ちの方は たくさんいらっしゃると思うのですが、気軽にチャレンジできるものでしょうか。

見えていても見えなくてもクライミングは一緒に楽しめる。今では、障害者の方は、視覚障害者の方だけではなく、聴覚障害者、車いすユーザーの方を始め、様々な方にご参加いただいています。

~いろんな方が参加するから、そこで交流が生まれて楽しめる?

何が自分ではできて、何に困っているのかも、ひとりひとり違います。まずは知り合うことが理解を深める第一歩だと思うのです。クライミングは初めて、障害者と接したことがない、そんな方も気軽にご参加いただけるプログラム。終了後の飲み会も楽しいですよ!

Q  直近のお知らせはありますか?

支援の寄付をいただいた方に差し上げているカジュアルアウトドアブランド「CHUMS(チャムス)」とのコラボレーショングッズ2019年モデルが完成。受付を開始。

11/5(土曜日)クライミングジムNOSE町田店で「第5回『見ざるチャレンジクライミング』」を開催。全員がアイマスクをしてパートナーと一緒にチャレンジするクライミングコンペを開催。受付が10月12日(土曜)まで。ぜひご参加を。より詳しい情報は、WEBサイトご覧ください。

https://www.monkeymagic.or.jp/