来週月曜日で、東日本大震災発生から8年となります。そこで今朝は、現在も東北で教育支援を続けられている認定NPO法人 カタリバの代表、今村久美さんにお越しいただきました。

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Q  カタリバが東北で展開されている教育支援、どのような活動でしょうか?

岩手県大槌町・宮城県女川町・福島県広野町で「コラボ・スクール」という活動をしています。主に、小学生~高校生向けの「放課後学校」です。「コラボ」という名前には、地域や学校、全国各地の寄付者の方々などいろいろな大人たちがコラボレーションしながら子どもたちをサポートしようという意味をこめています。

子どもたちは学校が終わった後、英語や数学を勉強しに、毎週決まった曜日に通ってきます。勉強だけではなく、休み時間や自習の時間には、インターンやスタッフに悩みを話す生徒もいます。

Q  震災発生当初から支援を始められたんですよね?現状、いかがでしょうか?

当初は、狭い仮設住宅などで、勉強場所や落ち着ける居場所がない子どもたちのために、周囲を気にせず勉強ができる場所として開校しました。今は仮設住宅の数は減っていますが、日々変わっていく町で思春期を過ごす子どもたちは不安定になりがちなので、学校の先生たちとも相談しながら、子どもたちと向き合っています。

Q  震災から8年が経ちますが、活動内容に変化も?

より行政(大槌町や女川町)や学校の先生方との連携は強くなってきています。コラボ・スクール自体を町全体の教育施策の一部として捉えていただき、一緒に子どもたちの教育を考えるという立場で関わることができています。また、不登校支援や学校での授業サポートなど、学校の先生たちからのニーズによって新たに取り組むようになった活動もあります。

Q  そして、団体では今年の3.11に向けて、私たちも参加ができる支援を展開されているんですよね?

大戸屋寄付付きメニュー(1/28(月)~3/19(火))
https://www.ootoya.com/menu/detail/002999.html
1食あたり20円がコラボ・スクールへの寄付となります。
・福島の高校生が考案した、東北地方全体で親しまれている「いも煮」をアレンジした定食
Yahoo!チャリティオークション(3/5(火)~3/11(月)21:00まで)
https://fukko.yahoo.co.jp/auctions/
3名の方にご協力いただき、それぞれゆかりの品を出品している。
 一青窈さん(アーティスト)
 吉田麻也さん(サッカー選手)
 中邑真輔さん(プロレスラー)
3品のオークションの売上金がコラボ・スクールへの寄付となります。
BOOKS FOR JAPAN(期限なし)
https://www.booksforjapan.jp/
 不要になった本やDVDを送ることで被災地の支援につながる仕組み。バリューブックス(運営会社)が買取し、
 買取相当額がコラボ・スクールへの寄付になります~「コラボ・スクール」の活動について、より詳しくはリンクを貼ります。ぜひチェックしてください。

https://www.collabo-school.net/

https://www.katariba.or.jp/