今日は少女たちの自立支援をされている一般社団法人Colabo代表の仁藤夢乃さんにお越しいただきました。

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Q  Colabo、どのようなコンセプトで立ち上げられた団体でしょうか?

私たちは、 すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、 困難を抱える少女が搾取や暴力に行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。

Q  居場所がない、家に居ても辛い、、、そこで夜の街に出てしまう少女たちの支援を始めたきっかけは?

私も10代の頃、家が安心して過ごせる場所ではなく、夜の街をさまよった経験があった。夜の街で声をかけてくるのが手を差し伸べる人ではなく、回春や性売買に斡旋する大人しか居なかった。そうではなく、本当の意味でサポートしてくれる大人が増えればと思い、活動をはじめました。

SNSに寄せられる相談に乗ったり、街での声かけをしてきたが、少女たちは大人から裏切られたり傷つけられた経験もあり、不信感から支援につなげることが難しい、、、そんな状況にある子たちが多い印象。

Q  どんな場所を作ればと模索する中で、カフェをつくったとか?

10月から改装したバスを使って新宿と渋谷で夜カフェを始めた。外にテントを張って無料でご飯を食べることができるスペースを作り、少女たちに声をかけて利用してもらっている。そこでは食事もあるし生活用品があり、困っている子だけじゃなく無料開放することで、本当に困っている子たちも来てくれるようになった。

Q  ここに来てくれれば話が聞ける、ということですね

いまある支援のあり方は、窓口で相談員が待っている。ただそもそも私達が出会う子たちの一番の困りごとは「助けて」と言えないこと。困っていても自分のせいだと思いこんでしまっている、なにに困っているか整理する余裕がない子もいる。何かあった時に思い浮かぶ顔のひとつになれればと思っています。

一般社団法人Colabo