今日は、「アクティブ防災」という防災方法を呼びかけているNPO法人 MAMA-PLUG(ママ・プラグ)理事の冨川万美さんにお越しいただきました。

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Q  まずは、MAMA-PLUGとしての活動について、教えてください。

ママと子どもがハッピーになれる企画提案をしています。セミナー、イベント、書籍出版などを通し、特に防災をスタンダードにする為に、楽しくて誰にでも取り組める防災の啓発事業と、防災を通じたキャリア支援事業が主です。

Q  そのなかのひとつが「アクティブ防災」、なんですね?

あまり、明るいイメージのない「防災」ですが、災害大国日本にする限り、誰もがやらねばならないこと。みんなが、積極的にアクティブに取り組めるような防災術を提案している事業です。

Q  なぜこのような呼びかけを?

東日本大震災で、私たちと同じような世代、立場のママ達を支援し、彼女達から聞いたショッキングでリアルな体験談をみんなが共有するべきだと思った。

Q  具体的に、どのような提案を おこなっているのでしょう?

防災!と意気込まずにできること。例えば、、、

  • インテリアを壊さない家具配置や設置の提案
  • 女性が自ら買いたくなるような、でも実は災害時に役立つグッズ
  • 子どもの生きる力を伸ばすための、遊びや暮らしのアイデア提案など、

...とにかく日常生活の延長で、ライフスタイルを変えずに、むしろそれ以上に豊かになれるような提案をします。

Q  どんな反響がありますか?

これで良いんだ!だったらできる!と思われることが多いです。

Q  アクティブ防災を通して発信したい想い、教えてください。

防災は、目に見えないので、結果がみえにくい?しかし、だからこそやりがいがある。私達のゴールは、全員が、「今回の災害、意外と乗り切れたね!」と笑い飛ばせること。私達はそれを読書やスポーツとおなじだと考えています。勉強漬けの毎日や、ハードな筋トレって、頑張れる人は頑張れるけど、簡単なことじゃない。でも、好きな本を読んでたり、楽しくスポーツしてたら、知らないうちに知識が増えていたり、健康になってたりするもの。私達も、生活を楽しくレベルアップしたいという目線で活動していて、それを面白そうって思ってくれた方々が、いつのまにか災害にも強くなってた!が理想なんです。

今チカラを入れているのは、企業と自治体の防災力の底上げです。現在多くの取り組みにチャレンジさせてもらっていますが、これを機にさまざまなモデルケースを作って、真似をしてくれる所が増えることで、防災をムーブメントからスタンダードにしていきたいです。

~MAMA-PLUG(ママ・プラグ)取り組み、そしてアクティブ防災について詳しい情報は、ウェブサイトをご覧ください。

http://web-mamaplug.com/

http://www.active-bousai.com/