今朝は、認定NPO法人 AAR Japan(難民を助ける会)のウガンダ駐在員!吉川剛史さんに お越しいただきました。

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Q  番組でも何度かお話をうかがっております、AAR Japan(難民を助ける会)、改めて、どのような団体?

1979年に日本で生まれた国際NGOで、現在は難民支援や地雷対策などを世界15ヵ国で活動しています。

Q  吉川さんは普段、ウガンダで支援を続けられている、...ということなんですが、現在、そのウガンダを中心にしたキャンペーンが展開されているんですよね?

私は、ウガンダのビディビディ難民居住地で、内戦中の南スーダンから避難している難民の子どもたちへの教育支援を行っています。学校を建てたり、黒板や机やイスを用意したりと、子どもたちが学ぶ環境を整備しています。そんななか、ノートや鉛筆を十分な量を用意できないため、学校に来ても満足に勉強できない子どもがいるという現状に直面しております。その資金を集めるキャンペーンを開始しました。AARが支援している6つの学校に通う1万人の子どもたちに、1年間、学校で必要な文房具を提供するために500万円が必要です。

Q  このプロジェクトが立ち上がったきっかけ、経緯は?

難民としての生活は10年から20年に及びます。学校に通えないまま大人になってしまい、その教育を受けていない世代が未来の南スーダンを担うという事態を避けるため、子どもたちが学べる環境を整えています。しかし、やっと校舎が完成し、意気揚々と学校に来るのですが、その勉強に不可欠な文房具が不足しています。精いっぱいの生活のなか、親御さんたちもなかなか子どもの文房具を買うお金を捻出することができません。それができずに満足に勉強できない子どもたちが大勢おり、何とかしたいと思いました。

Q  子どもたちにとっても、学校は学ぶだけじゃない、かけがえのない場だと思いますが、そんな学び舎での生活、守りたいですね。

もちろん勉強をしたり社会性を身に着けたりする場所でもありますが、多くの難民の子どもにとっては、唯一子どもらしく居られる場所でもあります。子どもたちは、両親もしくは片親が殺されていたり、行方不明だったりします。親戚の家に預けられていたり、10代の子どもだけで暮らしている世帯もあり、とても厳しい現実を生きているなかで、学校で友達と遊び笑う時間が、本当に子どもらしくいられる貴重な場所です。

Q  私たちが寄付をおこなうことで、どんな支援ができるのでしょうか?

500円で1人、1,000で2人の子どもに、1年間に必要なノートや鉛筆を届けることができます。それによって、しっかりと学ぶことができ、将来に希望を持つことができます。

Q  この寄付の呼びかけ、5月いっぱいまで、ということで期間が迫っています。最後に吉川さんから、リスナーへ呼びかけをお願いします

1人でも多くの難民の子どもが学校に通えるよう、ご支援をよろしくお願いします。

~AAR JAPANのウェブサイト、そして今回のキャンペーンページへは以下をご覧ください。

AAR JAPANのウェブサイト

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