「高校は3年間、大学は4年間という概念に変化」(日本経済新聞)

高校在学中に聴講した大学の授業を進学先の大学が卒業単位として認定するなど高校と大学の在籍期間を柔軟にすることで、学力や学習意欲に応じ、飛び入学や留学などを選択できやすくして、多様な人材の育成につなげる狙いがあります。現在政府の教育再生実行会議によって提言がまとめられています。

大学ではすべて単位を取り終えても、原則4年の在学期間を終えるまでは卒業認定されないことが多いようです。聴講した大学と別の大学に進学した際大学間で単位をお互いに認める新制度を設ける、などということを議論。高校と大学の両方3年ずつとか、高校2年を終えて大学を4年で卒業することで9月入学の海外の大学への留学、大学院進学、そして在学中での起業など、優秀な学生の確保や育成がすすむとされています。

現在は高校3年大学4年という修業年次の枠組みが決まっていることで、柔軟な対応ができず、国際社会で活躍できる人材が育たないうえ、日本の大学の国際競争力が下っていることが問題視されています。これによりカリキュラムの見直しなどで大学側の負担が増えるので、財政支援の必要性も出てきます。