新型コロナウイルスのニュースで持ちきりですが、今週の大きな動きとしては「大型イベントの自粛」と「全国の小中高の休校」が安倍首相からの「要請」でありました。対応に追われていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

最初に感染者が出た中国から、日本はもとより世界中に拡大している状況で、感染者が増えている国は韓国とイタリアですが、今朝はそのイタリアの中でも拡大が懸念されているミラノの番組通信員の田中美貴さんに街の様子についてお話を伺います。

Q ロンバルディア州のひとつの街が封鎖されたと聞きましたが、どんな状況ですか

A 封鎖されたのはミラノの南東70キロほどの位置に位置する5万人規模のエリア外部の人も入れず、区域内に住む人も外に出られない状況ですが、少なくともお見舞いなどは禁止のようです。ただ電車は駅に止まらないようなので、街に到着する手段は限られています。

Q ミラノの街の様子はどうなのでしょうか

A ミラノのスーパーでは食べ物の買い占めがありましたが、今は落ち着いています。バールなどは18時までの営業規制でしたが、それは取りやめ、カウンターではなくテーブルサービスなら18時以降も開店OKになりました。

Q 日本でも週明けから学校の休校がはじまります。いきなり子供の世話が必要になったりして大混乱が必至ですがイタリアではどんな状況なのでしょうか。

A 先週末から急行になりましたが、ミラノはちょうどカーニバル時期なので学校はいずれにしても今週の木曜から休みでした。すでに旅行を計画していた人もいて、 ちゃっかり前倒している人も多いです。ちなみに学校は来週明けから始まります。

Q テレビなどのメディアではどのように伝えられているのでしょうか。

A やはりテレビではコロナウイルスの話でもちきりです。対処法も伝えられていますし、経済に及ぼす影響への心配なども・・。ただ、1週間の封鎖後、3月1日にには学校関係その他、通常に戻るのではないかと言われています。

JK 田中美貴さん、お時間ありがとうございました。